妻に対して「思いやり」を発揮する方法

ご相談を通して得られた「智」
ご相談を通して得られた「智」
この記事は約5分で読めます。


「夫婦 思いやり」
「思いやり 夫婦」
「夫婦思いやり」



これらの言葉は、
このサイトを訪れてくださる方の
上位の検索ワードです。



「この人には思いやりがない・・」

「夫に思いやりを持ってもらう
 ためにはどうしたらいいの?」

「妻のいう『思いやり』ってのは
 どういうことなんだろう・・?」



そういった思いを
抱きながら検索をかけて、
このブログを覗いてくださる方も
多いのかもしれません。



ところで、夫婦を続けていく上で、
「思いやり」は夫にも妻にも
求められるものだとは思うのですが、

「うちの妻には思いやりがない」
と嘆く旦那さんよりも、

「うちの夫には思いやりがない」
と悲しんでいる奥さんの話を
耳にする機会の方が(圧倒的に)
多いような気がします・・。



というわけで、今回は、
妻から「思いやり」が(足り)ないと
思われがちな男性に向けて、
妻に対して「思いやり」を
発揮するためには
どうしたらいいのかについて
考えてみたいと思います。



で、早速ですが、
「思いやり」って
実はけっこう難しいですよね。



妻から「あなたには思いやりがない」
と言われたことがある人も、
そういった “ そしり ” を
受けることについて
自分には身に覚えがないという方も
多いのではないでしょうか。



逆に、自分は「思いやり」のつもりで
妻に何かをしたけれども、
妻はたいして喜ばなかったり、
むしろかえって迷惑がられた
というケースもあるかもしれません。



実際、夫が何かをしたことを
「思いやり」と受け止めるかどうかは、
受け止める側の妻によるので、
妻の性格や気質、
妻が置かれている状況などによって、
それを「思いやり」と
受け止めてもらえるかどうかも
変わってきちゃうんですよね。



だから、
「思いやり」のある言動をとるためには、
それを発揮しようとする「自分」を
基準に考えるのではなく、
それを受け止める「相手」を
基準に考えていく必要があります。



でも、これがまた難しいんですよね・・。



①「自分がされてイヤなことは
  人にもしない」
②「自分がしてもらいことを
  人にもしてあげること」



私たちの多くは、
小さい頃から家庭でも学校でも
①や②のようなことを
「思いやり」だと教えられて
大人になってきています。



そういった教育のせいもあって、
私たちは、「自分」を基準にして
「思いやり」を考えがちです。



でも、「自分」を基準にして
「思いやり」を考えていくと、
②の方で問題が
出てきちゃうんですよね。



なんで②の方で問題が
出てくるかと言うと、
人はそれぞれ性格や気質、
置かれた状況などが違うことから、
自分がしてもらいたいと
思っていることと、
相手がしてもらいたいと
思っていることが
同じとは限らないからですね。



自分と相手の
「してもらいこと」がズレていれば、
それは、独りよがりや
ありがた迷惑と感じられてしまったり、
逆に「思いやり」のない行為として
受け止められてしまったり、
ということも起きてくるということです。



これがね、
たいして親しくない間柄であれば、
②のように「自分」を
基準としたやり方であっても
「思いやり」として
受け止めてもらえることも
多いとは思います。



でも、これが
夫婦のような密接な間柄になってくると、
「夫婦なんだから、
 私のことは分かってくれているはず」
という期待(思い込み)も手伝って、
そこにズレが生じていると、
「思いやりと感じてもらえない」
を通り越して、
「思いやりのない人」認定を
されてしまうこともしばしばです。



「夫婦なんだから私のことは
 分かってくれているはずなのに
 それをしてくれないなんて
 『思いやり』がない」
って感じですかね ^ ^ ;



「じゃぁ、どうしたらいいのか」
ってことですが、
それは、さっきも言ったように、
それを受け止める
「相手」を基準に考えることです。



夫であれば、
妻がどんな性格か、
妻は今どんなことに困っているのか、
妻が望んでいることは何か、
そういったことを妻を基準にして考え、
それを「思いやり」として
行動に移すということですね。



そのためには、
妻に関心を持って、
妻の話を普段から
よく聞いておく必要が
あるでしょうね。



そう!もうお気づきですよね。



結論としては、
妻に対して「思いやり」を
発揮するために必要なことって、

「妻に関心を持って、
 妻の話を普段からよく聞くこと」


なんですよ。



これが “ 付け焼刃 ” ではなく、
持続的に妻に対して
「思いやり」のある言動を
とれるようになる方法ですね。



でも・・、この方法は、
「思いやり」のある言動を
とれるようになるまで、
ある程度の時間が必要になるので、
「今」どうしたらいいのか?と
悩んでいる方々には、
時間的にも習慣的にも
ハードルが高すぎるかもしれません。



なので、
ここまで読んでくださったあなたには、
取り組みさえすれば、
すぐにでもできる方法を
ひとつお伝えしようと思います。



それは、妻が、自分(夫)のため、
子どものため、家族のために
してくれていることに感謝して、
それについて妻を労うこと
です。



自分(妻)が相手(夫)や
家族のためにしていることや
心を配っていることに
夫が気づいてくれて、
そこを労ってくれたら
どんなに心温まるか・・
と思っている妻は
本当に大勢います。



つまり、多くの妻は、
夫がそこに気づいて
それを労ってくれることを
望んでいるということです。



「思いやり」が難しいのは、
「自分」と「相手」で
「してもらいたいこと」に
ズレがあるからでしたね。



であれば、
相手の「してもらいこと」が
分かっているのであれば、
それをすることで、
妻がそれを「思いやり」と
受け止めてくれる可能性は
グンと高まるということです。



と言っても、
「妻だけでなく、自分だって
 毎日頑張っているし、そんなの
 お互いさまだし当たり前でしょ。
 特別に、妻が自分(夫)のためや
 家族のためにしてくれていることや
 心を配ってくれていることなんて、
 よく分からない・・」
と思う方もいるかもしれませんね。



そういう方は、
「もし妻がいなくなってしまったら
 ウチはどうなるのか」
ということを、
シミュレーションとして
少し具体的に考えてみると
いいかもしれません。



家庭の状況もさまざまでしょうから、
一概には言えませんが、
具体的にシミュレートしてみれば、
生活面、子どもへのケアとしての面、
金銭面、精神面、その他、
ありとあらゆるところに
影響が出ることが実感として
感じられるのではないでしょうか。



もちろん、
夫がいなくなった場合にも
影響は大きく出るでしょうが、
ここで気づいていただきたいのは
「どっちの方が・・」
ということではなく、

毎日の当たり前の生活が
 滞りなく回っている裏には、
 妻が頭と心と体と時間を使って
 してくれていることが
 たくさんあるよ


ということです。



この記事の最初の方で、
相手に「思いやり」がないことを
嘆いたり悲しんだりしているのは
夫よりも妻の方が多い気がする
と書きましたが、

その理由のひとつは、
結婚生活においては
男性の方が女性から
何かしてもらうことが
当たり前になってしまっていて、
表立ってみえてこない
妻の裏の働きに夫が
気づけないでいることが多いことに、
あるのかもしれません。



夫がそのことに気づいて
それについて意識をするだけでも、
妻は夫の雰囲気から
「思いやり」を感じ取れる
ようになるかもしれませんので、
ぜひ、やってみてくださいね。




タイトルとURLをコピーしました