A子さんがある状況にいつも
イラついてしまう理由とは?



A子さんが、

飼い犬Cとの散歩中に遭遇すると、
たまらなくイラついてしまうという
ある「状況」。



それは、
リードを短く引いて持ち
「他の犬と遊ばせたくない」という
A子さんなりの意思表示を
しているにもかかわらず、
自分の犬とCを交流させようと
近づいてくる飼い主に
遭遇してしまったとき。

→「状況」の詳細はこちら

A子さんは、
この「状況」で感じるイラつきは
「遊ばせたくない」という
A子さんの意思表示を
無視して近づいてくる飼い主の
「無神経さ」「空気の読めなさ」
に対してだと思っていました。


だから、この「状況」に遭遇するたびに

「もうっ!なんで
 この状況で近づいてくるの!?」

「空気読んでよ!空気!」

と、イライラしながら
その飼い主に対して
心の中で悪態をついていたのです。




でも・・

A子さんがこの「状況」に毎度毎度
たまらなくイラついてしまうのには、
実は、他の理由があったのです。




そして、その「他の理由」こそが、
A子さんをイラつかせている
「本当の理由」でした。



実は、A子さんは、
他の犬と穏やかに
交流することができないCが
すぐにガルガルとしてしまう姿を
見るのがイヤだったのです。



Cが他の犬と鼻先を合わせた後に
ガルガルとなってしまう姿を
見るたびに、A子さんは、

「どうしてこの子は
 他のワンちゃんみたいに
 他の子と仲良くできないんだろう。」

と残念に思い、

「子犬の時にもっと
 社会性を身につけさせていたら、
 こんなふうにはならなかったのかも・・」

と自分を責めていたのです。






そう、Cがガルガルとなる度に、
A子さんは無意識に

「Cがすぐにガルガルとしてしまうのは、
 私のせいなのかも・・」

と自分で自分を責めていたのです。



つまり、
Cがガルガルするのを目にする度に、
A子さんの心は、
自分の落ち度を責められているような、
そんな刺激を受けていたのです。



だから、A子さんは、
Cを連れているときには、
Cのリードを短く持って道の端を歩き、
他の犬に近づいてきてほしくない
という意思表示をして、
自分の心が刺激されるのを
避けようとしていたわけです。



それなのに、
その意思表示を無視、
もしくは察せずに
Cに近づいてこようとする
犬と飼い主に遭遇してしまったとき・・


「また自分の落ち度を見せられる!」
と、心が無意識に刺激され、
A子さんはイライラMAXに
なってしまっていたのです。



そう、
A子さんがこの「状況」に
たまらなくイラついていたのは、
Cが他の犬と
穏やかに交流できないことを
「自分のせいだ」と感じ、
自分を責めていたからなのです。



それが、A子さんが、
この「状況」にたまらなく
イラついてしまう
「本当の理由」でした。



そして、その「本当の理由」に気づき、
「あぁ、そうだったのか・・」と
そのことが肚落ちしたときから、
その「状況」に遭遇しても、
A子さんはイラだちを感じなくなりました。



なぜなら、
Cがガルガルしてしまうことについて、
自分を責めるのをやめたからです。



「まぁ、子犬のときの飼い方が
 悪かったっていうのは
 あるかもしれないけど、
 この子の性格って部分もあるよね」と。



もちろん飼い犬に一定程度の社会性を
身につけさせることは必要なことだと
A子さんも思っていますが、
だからと言って、
Cがガルガルしてしまうことについて
「私のせいだ」と
自分を責めることをやめたのです。



その結果、A子さんは
散歩中のイライラから
解放されることができました。






ここまでの、A子さんのお話、
いかがでしたでしょうか?



ここで、
A子さんがどうして
イライラから解放されたのかを
もう一度確認しておきましょう。



A子さんは、飼い犬のCが他の犬と
穏やかに交流できないことについて、
無意識のうちに
自分を責めていたのですが、
それに気づくまでは、
自分のこの「状況」でのイラつきは
散歩中に近づいてくる
無神経な飼い主に対してだと
思っていました。



そして、
このようにイラつきの原因を
自分の外に見ているときには、
そのイラつきに対しては
なすすべもなく、
できることと言えば、
心の中でその飼い主に対して
「空気読んでよ!」と
悪態をつくことくらいでした。



しかし、実際には、
散歩中に近づいてくる
よその犬とその飼い主は、
A子さんの中に既にあるものを
刺激しているに過ぎなかったのです。



「A子さんの中に既にあるもの」とは、
「Cがガルガルするのは私のせいだ」と
自分を責める意識や罪悪感。



A子さんは、散歩中に
近づいてくるよその犬や飼い主に、
A子さんの中に既にある
「自分を責める意識」や
「罪悪感」を刺激され
イラついていたのです。



だから、
A子さんがそのことを自覚し、
自分を責めることをやめたことで、
それまでのように
「自分を責める意識」や
「罪悪感」が無防備に
刺激されることが無くなり、
散歩中によその犬とその飼い主に
近づいてこられても
イラつきを感じることが
なくなったというわけです。



ただ、このA子さんのお話での
大事なポイントは、
「自責感」や「罪悪感」を解消せよ!
ということではありません。



無防備に刺激を受けている
「自分の中に既にあるもの」は
「自責感」や「罪悪感」だけでは
ありませんから。



ここでの大事なポイントは

原因を自分の外に求めていると
 ⇒なすすべがない

原因を自分の内に求めてみたら
 ⇒イライラが消えストレスが減った

という点。



でもね、誤解しないでください。


これは、
「イライラしたり不快なことの原因は
 全部自分の中にある。
 だから、起きたことを
 自分の中でよ~く反省せよ!」

といったことを言いたいわけでは
全然ないのです。



そうではなく、お伝えしたいのは

「自分の外側ではなく
 内側に目を向けて対処していくと、
 思いがけずラクになれたりするよ」

ということ。



もちろん、
イライラすることや
不快なことの原因が
ほぼ100パーセントの割合で
相手側にある
ということもあると思います。



だから、
絶対にそうだというわけでは
ないですけどね。



そして、
ここで突然のネタばらしですが、
もしかしたら
もうお気づきかもしれませんが、
このお話に登場するA子さんとは、
実は、これを書いている「私」です。

→「私」のプロフィールはこちら

このエピソードは、
私の実体験なのです。




ここでA子さんとして出した私の体験談は、
犬の散歩中にすれ違う
よく知らない人に対するもので、
深刻度からすれば
かなりライトなものではあります。



でも、
A子さんのエピソードから導き出した

「外ではなく内に目を向けて
 対処していくと思いがけずラクになる」

という法則は、結婚生活において
よりあてはまるように思います。



なぜなら、
結婚生活の中では、
夫婦や親子といった
ごく近しい間柄の中で
遠慮(配慮)のないやりとりが
なされることが多いから。



そういった
遠慮(配慮)のないやりとりの中で
「自分の中に既にあるもの」が
無自覚&無防備なままに刺激され、
イラついたりモヤモヤしたり、
傷ついたり不快になったり、
といったことがしょっちゅう
起きているのではないでしょうか。






例えば、

夫の何気ない言動に
イライラモヤモヤして
傷ついたりするのも、

妻の話を聞くのが
イヤでたまらないのも、

このことが大いに関係していると
私は感じています。



つまり、
この無自覚に刺激を受けている
「自分の中に既にあるもの」に
気づくこと。


ここがまずはとっても大事。


そして、それが
今の自分に対して、
望まないストレスをかける形で
反応してしまうものなのであれば
そうならないように
調整していくこと。



そうすれば、
結婚生活は今よりもずっと
ラクなものになっていきますよね。


→そのためにはどうしたら?