「夫婦別姓選択制」が導入されたら「離婚」は減るかもしれません

婚姻届と重ねて置かれた結婚指輪


1週間くらい前の
ヤフーニュースの記事なんですが、

結婚するにあたり、
自分の姓を「妻の姓」に変えた男性の話
についての記事を見つけました。

 

弁護士ドットコムの記事で、
「妻の姓に変えたらクソゲーな
 手続きが待っていた」
わずか4%、結婚で改姓した男性たちの本音

というもの。

 

読んでみたところ、
そこに登場する30代の男性が二人とも、
実に軽やかで面白いんですよ ^ ^

 

妻の姓に変えた理由というのも、

「妻の姓がカッコよかったから」や
「名字を変えるのが面白そうだったから」で、

自分の姓を変えたことについての
悲壮感とかは一切なし。


ただ、
変えた後の手続きがクソゲーだったと ^ ^;

 

こんな風に、
世間体とか「男の沽券」とかにとらわれない、
軽やかな男性が増えたら、

女性にとっても男性にとっても、
もっと生きやすい
社会になるんじゃないかな~ ^ ^

 

この記事に出てきた男性2人は、
夫婦でそれぞれが別の姓にすることが
できたとしても、

「妻の姓」に変えたんじゃないか
と記事の中で言っていました。

 

記事の中にもありましたが、
現時点では、
「夫の姓」か「妻の姓」の
どちらかを選べるとはいっても、

実にその96%もが
「夫の姓」に変えているので、

実際は、
結婚したら女性が姓を変える
というのが、

今の日本のスタンダードですよね。

 

私もダンナと結婚して、
ダンナの姓に変えましたので、
その96%の一員なワケですが、

記事の中の男性が
夫婦で別の姓にできたとしても
「妻の姓」に変えただろう
と言っていたように、

私も、
夫婦で別の姓にできたとしても
「夫の姓」に変えただろうな・・・
と思います。

 

なぜかと言うと、
きっとダンナがそれを
望んだだろうから。


ダンナは、
夫婦で別の姓にできたとしても
一緒の姓にすることを望んだだろうし、

できることなら自分(夫)の姓を
選ぶことを望んだだろうと思われる一方で、

私の方にはダンナの希望をはね返してまで
「自分の姓を変えたくない」
といった強い思い入れもなかったから。

 

実際には、結婚するときに、
姓についてどっちにするかなんて
話し合うこともなく、
当たり前のように、
ダンナの姓で婚姻届を出しただけですけどね。

 

ってことで、私は多分、
夫婦で別の姓にできたとしても
「夫の姓」にしただろう
と思われるクチなのですが、

夫婦で別の姓にすることもできる
「夫婦別姓選択制」については、
早く導入すればいいのに・・・
と思っています。

 

これが

「夫婦は別の姓を名乗らなくてはならない」

と、夫婦の別姓を強制するようなものなら、

「う~ん、どうなんだろ・・・」
と思いますが、

「夫婦別姓選択制」という、
「姓を変えたくない」と強く思う人が
姓を変えずに済むような選択肢を
増やすことに、
反対する理由が見つからないんですよね・・・。

 

こういうことを言うと、
「はぁ~」とひとつため息をついて、

「ホ~ント、キミは大事なことが
 分かってないよね」

と首を振りながら
説教を始めようとする人々が
いるわけですが、

そういう人々のいう
「大事なこと」っていうのは、
まぁ、だいたいが「家族の絆」だったり
「家族の一体感」だったりするワケです。

 

で、笑っちゃうことに、
結婚した当時(10年程前)は、
うちのダンナも ” そういう人々 ” の
バリバリの一味だったようで、

結婚して一緒に暮らし始めて
しばらくした頃に、

「夫婦別姓選択制」について
私が発した言葉に対して、
チッチッチッと説教を
始めようとしたことがありました。

 

あれは、確か、
一緒にテレビを見ていたときのこと。

 

「夫婦別姓選択制」についての
ニュースか何かが流れてきたときに、
私が何気なく発した

「別姓を強制するわけじゃなくて、
 選択できるってだけなんだから、
 何も反対する必要ないじゃんねぇ」

といった言葉に対して、ダンナは

「いやいやいや、
 〇〇(私の呼び名)は、
 こういう基本的なところが全然ダメだよね。」

と嬉しそうに身を乗り出しながら
説教を始めようとしたことがありました。

 

で、私の方は私の方で

「きっと、ヤツらの一味だとは
 思っちゃいたけど、
 やっぱりそうだったか!」

ということで、戦闘の開始。

 

私:は?(笑)、何が全然ダメなんだか。
  じゃ、ひとつお聞きしますけどね。

夫:どうぞ(自信たっぷり)

私:結婚したときに、
  私が名字を変えるんじゃなくて、
  あなたが私の名字に変えるって
  ことだったら、どうでしたか?

夫:うっ
  (一瞬ひるむ様子を見せるダンナ)

私:どうですか?
  何か抵抗を感じませんか?

夫:………

私:ね? 抵抗を感じたでしょ?
  つまり、そういうことよ。

夫:……。いや!俺の名字は珍しいけど、
  〇〇(私の呼び名)の名字に変えたら
  珍しくなくなるから、
  それはそれで俺は嬉しいも~ん。

 

と、
実際にはもっと突っ込んで攻めた末、
ダンナも最後は悔し紛れに
意味不明なことを
のたまっていましたが、

結局はそういうことなんですよね。

 

「そういうこと」って、
どういうことかと言うと、

「自分は男だから姓を変える必要はない」
っていう思い込みの安全地帯に
いるからこそ、

変えるのが嫌な人もいるっていう事実を
深く考えもせずに
「家族の一体感」だの
「家族の絆」とかいったことを、
声高に言ってられるってこと。

 

言い換えると、
自分にとっては他人ゴトに過ぎない
「姓を変えたくない」
と思う人の立場に立って
考えてみたことなんて
ないってことです。

 

だから、
「姓を変えるのが自分だとしたら?」
って言われて、

自分ゴトとして考えてみた途端に、
大事なはずの
「家族の一体感」やら
「家族の絆」やらは
吹っ飛んでいっちゃって、

「うっ…」ってなるんだから。

 

イザというときには
自分の方が相手の姓に変えてもいい
という覚悟もなしに、

「家族の一体感」や
「家族の絆」なんて口にされても
何の説得力もないよね~

と思っちゃうのは
私だけでしょうか ^ ^;

 

うちのダンナも、
この時に「うっ…」となって以降、
「夫婦別姓選択制」の話題で
私にチッチッチッと説教を
しようとしたことはありません(笑)

 

多分ですけど、
「夫婦別姓選択制」が導入されても、
雪崩をうったかのように
別姓の夫婦が増えるってことには
ならないんじゃないかと
思うんですよね。

 

夫婦で同じ名字になりたい
って思う人は一定数いるでしょうし、

これまでの名残りで
相手がそう望むなら自分が変えてもいい
と思う女性もかなりいると思いますから。

 

そう!

「夫婦別姓選択制」を導入したって、
夫婦で同じ姓にすることは
できるんですから、

相手に姓を変えてもらうことで
夫婦で同じ姓にしたい
と思う人は

相手を説得すればいい
ってそれだけの話ですよ。

 

そこで、
相当にもめるようなら、

多分、
家族とか夫婦のあり方の考え方に
かなりの違いがあるってことでしょうから、

その時点で、
本当に結婚しちゃっていいのかを
よく考えた方が
いいのかもしれないですしね。

 

ってことは、
「夫婦別姓選択制」が導入されたら、

ある意味、
姓を選択するプロセスが
結婚が続くかどうかの
ひとつの試金石になって、
かえって離婚が減ったりして。

 

まぁ、それはともかくとして、
姓を変えたくない人に
苦痛を与えてまで
姓を変えさせることで達成される
「家族の一体感」や
「家族の絆」って、
なんなんでしょうかね・・・?


それがないと
バラバラになっちゃうのを押しとどめる
拘束具みたいな感じ?

 

なんか、
そんな「家族の一体感」や
「家族の絆」は息苦しそうですね・・・。


しかも、その拘束具に、
本当に「離婚」とか「家族の崩壊」を
押しとどめる力があるのかも疑問だし・・・。


そんな力があるんなら、
今の夫婦同姓の制度のもとで
離婚率が上がっているのも
よく分かんないことです・・・。

 

「別に自分には関係ない」
「自分が困っているわけではない」

そんな場合でも、
本当にそれを嫌がっている人が
いるのであれば、
そこに心を寄せて考えみる。

 

それは、
夫婦関係を良好なものに
していくために大切な「思いやり」と
根っこで通じているように思います ^ ^

 

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