「自分軸」の人と「他人軸」の人が夫婦になったときに起こりやすいトラブルと克服法


夫婦がうまくやっていく秘訣として、
「男女の違いを理解する」
ということは、
よく言われていますね。

確かに、
男性と女性では
脳からして仕組みが違うようですので、

そこを押さえるか否かで、
相当な違いが出てきそうです。

 

ただ、
夫婦のすれ違いを生む要因には
「男女の違い」
と同じくらい重要なモノが
もうひとつあるんじゃないかなと、
私は感じています。

 

それは、巷では
「自分軸」「他人軸」
といった言葉で
言われているように思います。

 

何かを判断したり行動したりする際の
基準や価値の基準を
自分の中に持っている人を「自分軸」の人、

その基準を他者
(いわゆる常識や世間で正しいと
 されていることや他人の目など)
に求める人を「他人軸」の人、

とここではしておきますね。

 

この「自分軸」と「他人軸」の違い。

 

「自分軸」の人と「他人軸」の人が
夫婦になった場合、

もちろん場合によってですが、
この違いは「男女の違い」と同じくらい、
夫婦をすれ違わせてしまう要因に
なっているんじゃないかと思います。

 

「自分軸」「他人軸」は、
どちらが正しい・正しくない、
どちらが良い・悪い
といったものではないと思います。

 

ただ、
「自分軸」で生きている方が、
断然ラクで楽しいですし、
生活や他の人に対しての
不平・不満もあまり生じません。

というのも、
「自分軸」の人は、自分の心に従って、
自分で選んで自分で
「そうしよう」「そうしたい」
と思って行動してるからですね。

だから、何かするにしても、
その行為や結果について、
他者からの称賛や感謝を求めて、
そこに執着することは
あまりない傾向にあります。

 

一方、「他人軸」の人は、
常識や正しいとされていること
に従っているので、

したくないことでも
「ねばならない」「〇〇すべき」と
「させられている感」満載で
頑張ったりします。

また、
本当はやりたいことでも
他人の目に照らして
我慢したりしているので、

被害者モードになりやすく、
生活や他の人に対する不満や怒りを
感じやすい傾向にあります。

 

だから、
「他人軸」の人は、
しんどさを抱えていることが
多いんですよね。

 

ちなみに、
誤解がないように言っておきますと、

「自分軸」の人は
やりたいことだけを
野放図にやっている怠惰な人
ってわけではありません。

 

ただ、「自分軸」の人は、
やりたくないことでも、

それが自分にとって
(大きな意味で)必要なことであれば、
自分で「やる」と決めて
自覚的にやるので、

それによってむやみに怒りを溜め込んだり、
被害者モードになったりはしないんですよね。

 

それと、
心のおもむくままに浮気や不倫をしたり、
人に迷惑をかけたり
人を傷つけたりといったことも、

「自分軸」とは全く関係のない話ですから、
そこも誤解しないでくださいね。

 

で、そういった「自分軸」の人と
「他人軸」の人が夫婦になった場合。


何かの拍子で、
「他人軸」の方が「自分軸」の方を
許せなくなってくることがあります。

 

何かの拍子でって書きましたが、
これ、
「他人軸」の方が広い意味で
何らかのピンチに陥っているとき
が多いように思います。

 

例えば、
仕事がすごく大変とか、
仕事で何か失敗したとか、
生活環境が変わったとか、

その他、
自分で解決が可能なものから
不可能なものまで、

広い意味で
ピンチというか「大変なとき」ですね。

 

「他人軸」の方が、
自分がそんな大変な状況で
頑張っているのに対し、

「自分軸」の方がご機嫌に
生活を楽しんでいるかのような姿を
目にすると、

自分の大変な状況を尻目に
相手が「好き勝手」に「好き放題」を
しているように見えてしまうんですね。

 

で、怒りだす。

でも、
怒りをぶつけられた「自分軸」の方は、
自分の何が悪くて
相手がそんなに怒っているのか
分からない・・・。

 

どうも自分がコレをしていることが
気に入らないらしい・・・
ということが分かってきて、

「え?でも、私がコレをしたって、
 あなたには何の支障もないよね・・・。
 それに、あなただって
 好きなことしていいんだよ。」

などと伝えようものなら、

「そういう問題じゃない。
 本当にあなたは自分勝手で非常識。
 普通の奥さん(旦那さん)は
 そうじゃない!」

と、燃え盛り始めた怒りの炎は、
更に勢いを増すばかり。

 

それに対して、
怒りをぶつけられた
「自分軸」の方はと言えば、

「…………。(普通って何・・・?)」

と、返す言葉も見つからず、
二人の間のミゾは深まる一方。

 

そして、
「他人軸」の口からは、
「もう、こんなに噛み合わない
 (理解し合えない)のであれば……」と、
離婚の話まで出てきてしまったり。

 

こんな現象、
あなたの家庭でも起きてはいませんか?

 

これね、
「自分軸」の方からすれば、
すごく理不尽に感じるのも事実です。

 

何があったか知らないけど、
勝手に被害者になって、

今まで普通にしてきた生活や
態度にいきなり不満をぶつけられたり、

「非常識」だの「無神経」だの
「普通じゃない」だのと
責められたりするワケですから、

「これってもしかしてモラハラ?!」
と相手の言動にモラハラを
疑ってしまうこともあったりします。

 

じゃぁ、
こうなっちゃったらどうしたらいいのか?
ということですが・・・。

 

私がおすすめしたいのは、
「自分軸」の側が、
「他人軸」の相手のことを

「今、相手は大変でケアが必要な状態なんだ」

と認識するというアプローチです。

 

相手(他人軸)が怒りを感じている
こちら(自分軸)の言動が分かっているならば、

「しばらくはそれを控える」など、
相手のことをちゃんと
尊重していることが伝わる
行動を取るということですね。

 

もっと言うと、

「自分ばっかり好き勝手に好き放題して!!
 私(オレ)のことなんか
 どうだっていいんでしょ?!」

と、怒りを感じている「他人軸」の方に、

「そんなことないよ。
 あなたのことを大切に思ってるよ。」

というメッセージが伝わる行動を
取るということです。

 

これを、
「相手の顔色を見て、
 地雷を踏まないように…」
とやっていると、

どんどん不健全な関係に
なっていってしまいますが、

「今の相手はケアが必要な状態なんだ」
と認識して、

相手へのケア
(大変な状況にいる相手への思いやり)

として行っていくことで、
「自分軸」を保ったままで
今の状況を脱する足がかりとして
いくことができます。

 

「自分軸」と「他人軸」で
亀裂が生じてしまった場合、

「生き方が違う」ということで、
離婚という選択肢を採るのであれば、

「それは(他人軸である)
 あなたの問題だから、私とは関係ない。
 私には何もできない。」

というスタンスでも
いいのかもしれません。

 

でも、
離婚は考えていない
ということなのであれば、

「それはあなたの問題だから。」と、
突き放すのではなく、
夫婦として一緒に生きていく相手への
思いやりとして、
そこをケアしていくことも
必要なのかもしれないな、
と私は思うようになりました。

 

相手のご機嫌取りをすることと、
今大変な状況にあるかもしれない
相手に対してケアをしていくことは、

軸が他人にあるか自分にあるかで
全く異なります。

 

自分の言動に自覚的になることで、
「自分軸」を保ちながら、
「他人軸」の大変な時期のケア
をしていくことは
難しくはあるけれども
可能だと感じています。

 

もし、これを読まれている方で、
今回のお話にあてはまる方がいらしたら、
しんどいかもしれませんが、
自分軸を保ちつつ頑張ってみてくださいね。

 

(あ!今回の話は、

「産後や小さい子どもがいる家庭で、
 自分ばかりが趣味や息抜きで
 遊びに出ていってばかりの旦那さんに、
 ワンオペ育児で疲弊した奥さんが
 怒りをぶつける」

といったこととは全く違う話です。

これを読んで、

「うちの怒ってばっかりの嫁は
『他人軸』だったからなのか」とか、

そういった誤解はしないでくださいね!)

 

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