ホントのあなたは、どんな顔?


だいぶ前のことですが、
ご相談に来られた時と、
ご相談を終えて帰られる時とでは、

別人のように
お顔が変わられていた方がいました。

 

顔というよりも、表情ですね。

 

私自身にも経験がありますが、
人って、心に変化があると、
その変化が顔(表情)にも
表れるんですよね。

 

今回は、
ご相談者様とのカウンセリングで、

心と顔(表情)って確かに繋がっている!

と実感をした出来事について
書いてみようと思います。

 

私よりも年上で、
最初から私に心を閉ざしまくりだったその方を、
ここではAさんとします。

 

どうやら、お会いした実物の私が、
Aさんが抱いていたイメージとは
違っていたようで、

「なんだか若くて幸せそうで、
 場違いなところに来てしまったようです。」

とAさんは何度もおっしゃっていました。

 

「若くて幸せそう」
とオブラートに包んではいますが、

「こんな何の苦労もしてなそうな小娘に、
 私が経験してきた苦労の
 何が分かるっていうのよ・・・」

という心の声が
ダダ漏れで伝わってくるようでした。

 

そういうイメージ違いがないように、
あらかじめHPで
生年月日も顔写真も
出しているんですけどね・・・ ^ ^ ;


まぁ、実物の私がよほど、
のほほんとしているように
見えたのかもしれません・・・。

 

「でもまぁ、せっかく、
 ここまでいらしてくださったことですし」
ということで、

予定通りカウンセリングを
することになったワケですが、

心を閉ざしてしまっているので、
全然話が深まらない・・・。

 

一応、
これまでの夫婦の間にあった出来事や
葛藤などは話してくださるのですが、

まるで鉄の鎧を着て、
私が何か言おうものなら

「あなたなんかに分かるわけない!!」

とはじき返してやろうと身構えているよう・・・。

 

実際に私が何か言っても

「だって、〇〇じゃないですか!」
「だって、〇〇ですよね!?」

と、全てはじき返されてしまう
という状況がずぅ~っと続き・・・。

 

「はぁ・・・、この方、
 一体何しに来たんだろ・・・」

という思いが私の頭をよぎった頃、
Aさんは

「じゃ、先生もお忙しいでしょうから、
 もうこの辺で・・・」

と言って、
お財布を取り出そうとしました。

 

でも、私の方は、

「ほぅら!やっぱりあなたなんかに
 私のことは分からなかった!」

という心の声がダダ漏れな、
そんなAさんの様子に、
静かな怒りを覚え始めていました。

 

ここは自分にとって場違いで、
幸せそうな私には自分のことは
分かりっこないって
勝手に決めつけてるけど、

一体あなたは私の何を知ってるの?



そんな勝手な決めつけをして、
あなたは、わざわざ、
ここまで私のことを侮辱しに来たの?

 

それに、何より、
何のお役にも立てていないこんな状況で
料金はいただけない・・・。

 

そんな思いから、
私は、Aさんに

「料金は結構です。」

と言いました。

 

すると、Aさんは、

「え、どうしてそんなことを言うんですか?
 ちゃんとお支払いします!」

とビックリしたように言って
私の顔を見ました。

 

「こんなに何のお役にも立てていない状況で、
 料金はいただけません。
 それに、正直なところ
 Aさんには怒りを感じています。」

 

「え!?  どうしてですか?
 私は普通に話していただけですけど!
 怒りってどういうことですか?」

 

「率直に言って、
 Aさんはここに何をしにいらしたんだろう
 って感じています。」

 

「え? それは私も・・・。
 ここに何をしに来たんだろう
 って思ってました。」

 

「Aさんは、私のことを幸せそうで、
 ここは場違いなところって
 何度も何度もおっしゃってますけど、
 ……………」

から始まり・・・、

私がAさんに対して覚えた怒りや、
Aさんが抱えていると私が感じた
Aさんご自身の問題について
お話をさせていただきました。

 

するとAさんは、

「今までいろんなところに相談に行ったけど、
 私が悪いとハッキリと
 言ってもらったのは初めてです。
 そうなんですね。
 子どもたちに言われてきたことの意味も
 分かったような気がします。」

とおっしゃり、
お顔もそれまでとは
全く違う表情になっていました。

 

カウンセリングが始まったときには
「閉じ切った」というか、

もっと率直に言えば
「いじけた」表情だったのが、

目も二まわりくらい大きくなった、
その表情の変化に

「この方は本当は
 こんなに可愛らしい表情の方だったんだ」

と正直ビックリしました。

 

そこからは、
すっかり武装解除してくださったので、
お話も深まり、

笑いあり涙ありで、
料金もきちんといただきました。

 

お話をおうかがいする限り、
ご主人の言動も相当に問題アリでしたから、

Aさんに対して、
そんなにハッキリと

「悪いのはあなただ」

と言ったワケではないんですが、
Aさんは

「私が悪いとハッキリと言ってもらえて」

と何度もおっしゃっていました。

 

多分ですが、
Aさん自身が深い部分で

「あなたが悪い」

と誰かに言ってもらいたくて、
いろいろなところに
相談に行っていたんでしょうね。

 

だからこそ、わざわざ
「幸せそうで場違い」
と感じてしまう私のところを
選んで来てくださったのでしょう。

 

私は、
Aさんのその可愛らしい表情を見て、

多分、
もうずっと長い間
見せることのなくなっていただろう、
その可愛らしい表情を

早くご主人にも
見せてあげてほしいと思いました。

 

多分、ご主人にも、
私に対してそうだったように

「あなたに私の気持ちなんか
 分かるわけない!」

と、長い間、
いじけて閉じた心で
武装してきたでしょうから。

 

いじけて閉じた心で武装していると、
傷つくことは
少なくなるのかもしれませんが、

人からの好意や優しさといった
自分にとって栄養になるものも
はじき返してしまうことにも
なるんですよね。

 

自分の思い込みで
勝手な決めつけをして、
知らず知らずのうちに
失礼なことをしたり、

意図せずに相手を傷つけたり
といったことも
起きてしまいますしね。

 

Aさんがそうだったように、
武装していることには
自分では気づけないのかもしれません。


でも、
もし気づくことができたときには、
勇気を出して
武装解除してみてください。


きっと、
本当の自分の表情が
よみがえってきますから。

 

武装解除した本当のあなたは
どんな顔ですか?


ぜひ、旦那さん(奥さん)には、
武装解除した本当のあなたの顔を
見せてあげてくださいね。

 

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