今、それを言う必要ってある?


夫婦や家族って一番身近で
大切な存在なのに、
距離感が近いだけに、
悪い意味で遠慮がなくなり、
つい余計なことを言ったりしたりして、
イライラギスギスしがちな
関係でもありますよね。



ということで、今回は、
私と息子の間にあった、
そんな一幕のお話です。



先日、野球チームの
練習に行く息子を
車で送っていたときのこと。



ワタクシ、長いこと
ペーパードライバーだったこともあり、
自慢じゃありませんが、
あまり車の運転が
得意ではありません・・。



何年か前に、教習所の
ペーパードライバー講習に通い、
今では、普通に運転できる
ようにはなりましたが、
それでもお世辞にも
上手とはいえない腕前・・。



で、そんな私が息子を乗せて
わりと細めの道に入ったところで、
対向車が2台来てしまい、
「さぁどうやって切り抜けよう・・」
というピンチの状態に・・。



相手が寄ってくれている場所が
カーブしていたこともあり、
私はすれ違いは難しいと判断して、
左に曲がる、これまた細い道に入って
場所をあけることにしました。



が・・、
その脇道の入り口も細く
ほぼ直角だったことから、
そこに入るのも一苦労・・。



でも、なんとかかんとか
その脇道に入ってよけ、
2台の対向車が通り過ぎてから、
バックでヨロヨロと元に戻って、
改めて「さぁ出発!」というときに
息子が一言。



「今のさぁ、パパだったら、
 あのままですれ違いできてたよ。」



・・・息子よ、
今、それをママに言う必要って
あるのかい?



多分、息子は、
私がノロノロモタモタと
時間をくっているのを見て、
「練習に遅れちゃうかも・・」
といった不安を感じたのでしょう。



だから、つい
「パパだったら、
 こんなに時間をかけずに、
 さっさとすれ違いできてたのに・・」
と不満のような感情が出てきて
それを口にしてしまったのだと
思うのです。



でも、でも、ですよ。
それをここで口にして、
何かいいことってあるのかい?



もちろん何もいいことなんて
ありゃしないわけで、
いいことどころか、
ピンチの後でアドレナリン全開の母は

(おのれ~、人がせっかく送って
 やってるのに、なんたる言い草・・)

と、頭に血が上り、

「そんなこと言うなら、
 もうママは車で送ってあげないからね。
 パパがいないときは歩いていきな!」

と怒られるハメに。



まぁ、でもね・・。

息子が、こんな
言わなくてもいいことを
つい口にしてしまうっていうのは、
彼の一番身近にいる私や夫が、
「言わなくてもいい」というか、
「言わない方がいい」一言を
言っているからなのでしょう・・。



「でしょう」じゃないね・・。

確実に言ってます・・。
息子にも夫にも。



自分が言われると、
もれなく「ムッ」とするくせに、
他人には言わないだろう一言を
家族だとつい口にしちゃうんですよね。

反省・・。



相手を不快にさせることが
分かっていても
言う必要のあることっていうのも
ありますが、
「言う必要がなくて
 相手をイヤな気持ちにさせること」
は家族の間でも言わないに限ります。



お互いの関係や空気が
イライラギスギスするだけで、
何にもメリットがありませんからね。



そのためには、
その場の雰囲気や
間に流れる空気が不穏なとき、
楽しい気持ちでなかったり、
自分の状態がいい感じではないときには、
何か言う前に

「これって、言う必要のあることかな?」
「これって、言わない方がいいことかな?」

と、いったん自分の中で
確認をする「間」を取ることが
必要かもしれません。



しっかし、
デメリットばっかりで
メリットが何にもないことを
ついやってしまうって、
夫婦や家族って気安い反面
本当に侮れない関係ですね。




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