妻の話を聞くのが苦手な方へ3つのヒント

ご相談を通して得られた「智」
ご相談を通して得られた「智」
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夫婦関係をいいモノにしていくうえで、
最も効果的なことって何でしょうか?

 

候補はいろいろと挙がると思いますが、
私は、” 話を聞いてあげること ” が
最も効果的だと思っています。

 

浮気や不倫のきっかけとして、

「自分の夫婦関係の悩みを聞いて
 もらっていたら、いつの間にか・・・」

っていうのはよく聞く話ですし、

自分の話を「うん、うん」と
聞いてくれる相手にはついつい
信頼と愛情を寄せてしまうものです…。

 

それに、
“ 話を聞いてあげること ” は、
相手を大切に思っているからこそ
できることなんですよね。

 

なので、
“ 話を聞いてあげること ” は、
自分が相手を大切に思っていることを
相手に実感を持って伝えることのできる、
すっごく “ 貴重で大事な機会 ” だと
私は、思っています。

 

ちょっと大袈裟かもしれませんが、
信頼と愛情は「話を聞く」
という行為から生まれる、
と言っても過言ではありません。

 

「妻の話を聞くこと」が苦手に感じる3つの要因

このように、
信頼と愛情を育てていくためには
とっても大切な「話を聞く」
という行為ですが、

ご相談者様のお話を
おうかがいしていると、

特に男性には、
妻の話を聞くことに苦手意識を
持たれている方も
少なくないように感じます。

 

そういった
妻の話を聞くことに
苦手意識を持っている方から
よく聞かれるのが

「妻の話を聞くのはイヤだけど、
 それでも自分は頑張って
 聞くようにしている。でも、
 妻は満足していないようだ」

といった声ですね。

 

で、
夫は頑張って話を聞いているのに
どうして妻は満足していないのかを
探るために、
もう少し突っ込んで
お話をうかがっていくと、

「妻の話というか
 愚痴を我慢して聞き続けたけど、
 1時間くらい経ったところで
 『いい加減にしろ!』
 とキレちゃった。」

という結末が出てきたりします。

 

あちゃちゃちゃ…。

キレちゃいましたか…^^;

 

でも、実際、

「頑張って我慢して妻の話を
 聞き続けてはみたものの、最後には、
 自分がキレてしまって終わる」

ということを経験されている方は
多いのではないでしょうか。

 

こういう場合、
最後にキレちゃったことで、
頑張って話を聞こうとした
夫の努力は
パーになっちゃいます…。

 

頑張って耐えて話を聞こうと
していたことが分かるだけに
本当に残念なことではあるのですが、

この展開だと、
妻の方は満足どころか
「ウチのダンナは、本当に全っ然、
 私の話を聞いてくれないっ」と、
不満をつのらせている可能性の方が
高いでしょうね。

 

こういったお話をうかがってきて、
夫たちが妻の話を聞くことに
苦手意識を抱いてしまう原因には、
共通したものが
3つほどあるように感じています。

 

1つ目は、夫は
「愚痴は悪いもの・口にすべきではないもの」
と捉えているのに、
妻の話は愚痴ばかりなこと。

2つ目は、
妻の話には同意できないことが多く、
反論や批判なしに「そうだね」などと言って
話を聞くことが難しいので、
話を聞き続けること自体が
苦痛に感じること。

3つ目は、
自分には他にやりたいこともあるのに、
妻の愚痴で
自分の時間を奪われるように感じること。

 

確かに、こんな風に感じていたら、
「話を聞く」ことが
苦手でイヤにならない方が
おかしいですね^^;

 

そこで、この3つについて、
妻の話を聞くことが
ラクになる(かもしれない)
考え方のヒントを
お届けしようと思います。

 

1つ目:夫は「愚痴は悪いもの・口にすべきではないもの」と捉えているのに、妻の話は愚痴ばかり

愚痴を
「悪いもの・口にすべきでないもの」
と捉えている方は多いように思います。

 

そして、
愚痴をそのように捉えていると、
愚痴を人にこぼすことは
「人にすべきではないこと
 =マナー違反を犯すこと」
のように感じてしまいます。

 

だから、
妻から愚痴を聞かされると、
まるで自分が妻から
嫌がらせを受けているかのような
気分になってしまうんですよね。

 

確かに、
グチグチ愚痴っている姿は
見ていてあまり気持ちの
いいものではありません。

 

でも、愚痴って、
いわば心から出る
排泄物(ウ〇チ)のようなもの。

 

だとしたら、
心の健康のためには、
ウ〇チのようなネガティブな感情は、
溜め込むよりも
出してしまった方が
いいと思いませんか?

 

愚痴を言うことは
「悪いこと」ではなく、
心の健康を保つための
ひとつの行為なのだと考えれば、
嫌がらせを受けているような印象は
薄くなるのではないでしょうか。

 

実際、愚痴を言っている人には
「悪いこと」や「嫌がらせ」を
しているような意識はないですしね。

 

だとしても、自分に向かって
出さないでほしいと
思うかもしれませんね。

 

でも、
それこそウ〇チのような排泄物は、
だれかれ構わずに
出せるものではありません。

最も近しい関係である
夫婦だからこそ出せるものと
考えてみてはいかがでしょうか。

 

もちろん、夫の方だって
聞かされるばっかりではなく、
自分の愚痴を妻に
聞いてもらってもいいんですよ^^

 

2つ目:妻の話には同意できないことが多いので、話を聞き続けること自体が苦痛

実は、多くの方は、

「話を聞く際にはアドバイスや
 批判などをせずに
 寄り添って聞いた方がいい」

というコトをご存知なんですよね。

 

なので、
それを実践しようと思うけれども、
話の内容が同意できないので
「そうだね」などといった
相づちを打てない(打ちたくない)
ということも多いようです。

 

確かに、同意できない内容に
「そうだね」などと言うのは、
なんだか自分が汚染されていく
ように感じて苦痛なものですよね。

 

そこで、そういうときには、
「そうだね」ではなく、
「そっか」とか
「そうなんだ」「なるほど…」
といった相づちでお話を
聞いてみてはいかがでしょうか。

 

同意できない内容に
「そうだね」とは言いたくないとしても、
妻が「そう感じた」ことや
「そう思った」ことまで
否定する必要はないですよね。

 

妻が「そう感じた」
「そう思った」ことについては、

「そっか(あなたはそう感じたんだね)」
「そうなんだね(あなたはそう思ったんだね)」
「なるほど(あなたの意見はそうなんだね)」
と受け止めるけど、

「そうだね(自分もそう思うよ)」と
同意まではしない。

 

これで、
妻の話を受け止めつつ、
自分と同化はさせないということが
実現できると思うのですが、
いかがでしょうか。

 

3つ目:自分には他にやりたいこともあるのに、妻の愚痴で自分の時間を奪われるように感じる

確かに、自分の時間を
奪われるのはつらいことですね。

特にやりたいことがある方には
苦痛度も大きいと思います。

 

ですが、ここではあえて、
1度、妻に
「時間」というプレゼントを
されてみることをおススメします。

 

1度、しっかりと
「妻の話を聞く時間」として
他のしたいことを心から追いやって、
「まっさらな頭と心」でじっくりと
妻の話を聞いてあげるための
「まとまった時間」を奥さんに
プレゼントしてあげてみてください。

 

自分の話で恐縮なのですが、
まだ結婚する前で旦那と
付き合っていたときのことです。

 

金曜の夜の仕事帰りに、
待ち合わせをして、
ひとり暮らしをしていた旦那の部屋に
遊びに行ったときのことですが、

仕事や職場のこと(主に愚痴)を、
一緒に帰りながら、

そして部屋についてからは
ドッカリと腰を落ち着けてご飯も食べずに、
合計3時間以上にわたり、

一方的に旦那に聞かせ続けたことが
ありました。

 

ひとしきり(と言っても、3時間以上)
喋り終えて、ハッと時計を見た私に

「何時間しゃべってんだよ。
 もうお腹すいたよ(笑)」

と、旦那がかけてきた言葉に
二人で大笑いしたことを覚えています。

 

しっかりと話を聞いてもらえて
スッキリしたと同時に、
ずっと話を聞いてくれた旦那にも
すっかりと満足した私は、

以後は、二度と、
こんなに何時間にもわたって
一方的に話を聞かせ続けるようなことは
していません。

 

「この人は自分の話を
 ちゃんと聞いてくれる人だ」

「この人は自分の味方だ」

ということが心から実感できて、
話を聞いてもらえたことに
心から満足できれば、

それ以降の愚痴などは短く終わる
可能性があるんじゃないかと、
私は感じています。

 

まぁ、
旦那がそんなにも我慢強かったのは、
結婚前の交際時だったからってことも
あるとは思いますけどね ^ ^ ;

 

効果のほどは保証できませんが、
「あなたは全然私の話を
 聞いてくれない!」
という不満を
抱いている妻をお持ちの方、

この「時間」のプレゼント、
ぜひ、試してみてくださいね。

 

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