妻(夫)が過剰な買いだめに走ったら

パパと大量のトイレットペーパーをカートに入れて買い物をしている女の子


新型コロナウイルスの影響で、
マスクの品切れ状態が続いています。



そして、マスクだけでなく
トイレットペーパーやティッシュペーパー、
キッチンペーパー、生理用品
といった紙製品が
デマの影響で商品棚から
無くなってしまうという事態にまで発展。



トイレットペーパーや
ティッシュペーパーなどが
なくなるというのはデマだ
ということが分かってからも、

いったんお店の商品棚が
カラになってしまうと、
買いだめ行動が続いてしまうからか、
なかなか解消されないですね。



在庫はいっぱいあるから大丈夫
というアナウンスがあって、
そんなに必要以上に
買い込む必要はない
と分かってはいても、

品薄状態を目にすると、
カートに乗せられる分を
買い込んでしまうのが
人情ってものなのかもしれません。



とはいえ、
やっぱりここは冷静にならないと、
本当に必要としている人が
本当に必要としているときに
手に入れられなくなってしまうので、
過剰な買いだめは控えていきたいですよね。



思い起こせば東日本大震災のときには、
水が品薄になったりして、
スーパーやドラッグストアで
「お一人様〇点限り」などの
制限がかけられたりしたことも
ありました。



で、その頃に、
どこかの新聞の読者の投書欄だか
お悩み相談か何かの欄で、

中学生だか高校生だかの投書が、
教育か何かの専門家
(もしくは編集者)の応答付きで
掲載されていたのを読んだことを、
ふと思い出しました。



その投書の内容は、
「自分の母親がお水を大量に買い込んできた。
 品薄でみんなが困っているときなのに、
 周りのことを考えずに、
 ひとりでいっぱいに買い込んでくる母を
 恥ずかしいと思った」
といった内容だったように記憶しています。



で、専門家だったか、
編集者だったかは忘れちゃいましたが、
その方のその投書への回答は、
その母親に対する批難と
「子どもなのに、
 それに気づけたあなたは素晴らしい」
と、その投書をした子を
たたえて終わっていたように思います。



でも、私は、それを読んでて、
なんだか無性に
切なくなっちゃったんですよね。



確かに、
みんなが手に入れられなくて
困っているモノを、
ひとり占めしようとする行為は
周りのことを考えられない、
自分勝手で迷惑な行為であることに
違いありません。



でもさ、
そのお母さんがお水みたいに重いものを
必死で大量に買い込んできたのは誰のためよ?



もちろん、
そのお母さん自身も飲むでしょうが、
家族のため、
中でも子どものためにって思いで
大量に買いこんで
きたんじゃないのかな・・・。



もしかしたら周りからは
白い目で見られたりしながらも
必死で買い集めてきた
のかもしれません・・・。



確かに、
周りの状況を顧みることもなく、
周りから白い目で見られるような
お母さんの行為は、

子どもからしても
恥ずかしく感じるものでしょうし、
そういう行動が自分勝手なものである
ということに気づけたのは
立派だとは思うんですけどね。



でも、家族のため、
子どもの生存のために
必死でお水を集めてきた、
そのお母さんの思いには

「私たちのためにここまで
 してくれたんだね。
 ありがとう」

の気持ちを
ちょっとでも持ってあげないと、
このお母さんも
浮かばれないよな・・・って、
思っちゃったんですよね。



まぁ、
子どもにそこまで思いをめぐらせろ
っていうのは、もしかしたら
大人に買い占めをやめろ
っていうのと
同じくらい難しいこと
なのかもしれませんが・・・。



でもね、
子どもには高すぎる要求で
無理であっても、
大人であれば、
そこまで思いをめぐらせることも
難しくはないのかな・・・と。



だから、あなたの妻や夫が、
必要以上のモノを
大量に買い込んできても、

頭ごなしに
「自分勝手」や「視野が狭い」と
なじったり揶揄したり
しないでほしいなと思うのです。



「買い占めは迷惑な行為だよ」
という意見を伝えるにしても、

まずは、
家族の生存や生活のために
頑張ってくれたんだという、
その心情は受け止めてあげた上で、
伝えるべきことを伝えた方が、
反発を生まずに
伝わりやすくなると思いますしね。



他にも、
以前に生活用品の買い置きを
切らしてしまったときなどに、

家族から
「なんで買い置きしておかないんだよ!」
とか責められたりした経験などがあれば、

今回のように
「モノが無くなるかも」
といった情報を目や耳にしたら、
いち早く買い占めに走るように
なるかもしれませんね。



もし、
相手が買い占めに走るタイプ
という場合には、
自分が以前に相手を責めたり、

手に入らなかったときの不安を
かきたてるようなことを
しなかったかを
振り返ってみてもいいかもしれません。



適量の買い置きは
むしろ必要だと思いますが、
適正な範囲を超えて、
過剰に買い込む、
買いだめするということは、
「なくなったらどうしよう」
「手に入らなかったらどうしよう」
という過剰な不安があるということ。



不安を軽くするためには、
安心感を与えてあげることが
有効だとすれば、

過剰な量の買い込みをしてきた相手を
責めたり揶揄したりすることは、
過剰な買い込みをやめさせる
有効な手立てにはならないですよね。



北風と太陽ではないですが、
過剰な買い込みや買いだめに対して、
責めたりバカにしたりするのではなく、

家族の生存と安全と健康を
担っている者の責任感や愛情が
根底にあることを、
まずは理解して感謝の気持ちを
示していく方が、
「あなたの思いは分かっているよ」
という安心感を与えることができて
過剰な買い込みを抑えることに
つながるかもしれません。



相手じゃなくて
自分が過剰な買い込みや
買いだめをしてしまうという方や、

過剰な買い込みや
買いだめをしないと
不安でどうしようもないという方は、
断捨離に取り組んでみるのも
おすすめですよ。


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