不倫・浮気からのやり直しを進めるにあたって、まず必要なコト

ご相談を通して得られた「智」
ご相談を通して得られた「智」
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今日から何回かに分けて、
不倫・浮気からのやり直しについて、
お伝えしていきます。

 

最初の今日は、

「夫の不倫・浮気が発覚したけれども
 夫婦でやり直すことに決めた」

という場合について、
私からの応援のメッセージを
お伝えしたいと思います。

 

まず、一口に
不倫・浮気からのやり直しと言っても、
実際の取り組みとしてはすごくつらくて
諦めたくなることも多いと思います。

 

でも(だからこそ)、
ここで知っておいていただきたいのは、

「不倫・浮気発覚後に夫婦で
 やり直していくことを決めた場合」
というのは、

「一方は離婚を希望していて
 やり直すつもりはないけれども、
 もう一方は関係の修復を目指して
 頑張っている」

というようなやり直しのケースよりも、
やり直せる可能性は断然に高いということ。

 

一般的に言って、
夫婦関係の修復というのは、
とても難しいものです。

 

なぜかと言うと、先にも書きましたが、
一方が修復を希望している場合でも、
他方の一方には
その気がないことが多いからです。

 

どちらかが関係修復のための
努力をしているということは、
二人の間に何かトラブルがあったか、
もしくは、
一方が結婚生活を続ける気を
失ってしまっているということです。

 

普段のケンカでも
しょっちゅう「離婚」という言葉を
口にしている人もいるかもしれませんが、
通常、人が離婚を真剣に考えるまでには
相当に悩んだり考えたりするものです。

 

その上で、そこから一歩進んで、
離婚したい意思を相手に伝えたり、
場合によっては出て行って
しまったりするわけですから、

それを相手に対して真剣に伝えた時点で、
それを口にした方の
「離婚」への気持ちの傾きは
相当に大きくなっているのが通常です。

 

場合によっては、
その時点で結婚を継続する意思を
全く失ってしまっている場合も
あるワケで・・・。

 

そんなふうに「結婚生活の継続」とは
真逆なことを希望している人を
相手にしなければいけないのが
夫婦関係の修復ですから、

「その実現は相当に難しい」というのが
紛れもない現実なのです。

 

でも、不倫・浮気後にやり直すことを
夫婦で決めたという場合には、
ちょっと状況が違います。

 

やり直すことを夫婦で決めた
ということは、

あなたの夫は不倫・浮気はしたものの
「離婚」ではなく、
あなたとの関係の修復を
選んでくれたということですよね。

そして、あなただけではなく夫の方も、
そのための努力をしてくれるのだとしたら・・・。

 

関係を修復できる可能性は、
一方がやる気をなくしてしまっている
ケースよりも断然に高いといえますよね。

 

だから、
もし「夫と離婚せずにやり直したい」
というのがあなたの本当の望みであるなら、

どうか諦めずに頑張ってほしい、

やり直せる可能性は高いのに
諦めてしまうのはもったいない、
と思うのです。

 

ただ、不倫・浮気からのやり直しが、
一方がやる気を失っているケースよりも
修復できる可能性が高いとしても、
もちろんそう簡単には進みません。

 

どうしてかと言うと、
修復したいという気持ちが強ければ強いほど、
それと同じくらい強い反応で
修復を妨げてしまうモノがあるからです。

 

それは、あなたの、
夫そして不倫・浮気相手に対する
” 怒り ”  ” 恨み ”  ” 憎しみ ”  ” 不信 “
といった感情です。

 

「浮気相手に慰謝料を請求したいのに、
 夫をはじめとするみんなに反対されて、
 実行できずに悔しい」

「私が一番の被害者のはずなのに、
 私のことが一番後回しに
 されているようで悲しい」

「私がこんなに苦しい思いをしているのに、
 浮気相手がのうのうとしている
 なんて許せない」

「自分のこのつらい気持ちを
 夫にも浮気相手にも分かってほしいし、
 謝ってほしい」

「誰も私の気持ちを分かってくれない…」

「今も夫にだまされているような気がして、
 夫を信じることができない」

 

あなたも、このような思いや
苦しみを抱えてはいませんか?

抱えていて当然です。

夫の不倫・浮気に
深く傷つけられたのですから。

 

でも、上記のような思いや感情が、
不倫・浮気からのやり直しの
進展を妨げてしまうのも、
また事実です。

 

このような思いを
抱えたままの状態では、

夫を許して前向きに
取り組もうとしていても、
突然に気持ちが爆発して
相手を責めてしまったり、

本当は「昔のように仲良くしたい」
と思っているのに、
裏腹な行動に出てしまったり、

夫のことが「嘘つき男」にしか見えず、
ことあるごとに疑ってしまったり、

といったことを繰り返してしまいます。

 

もし、あなたの夫が関係修復に向けて
真剣に努力をしてくれていたとしても、

妻であるあなたが、
いつまでたっても自分を信じてくれず、
怒りや恨みを手放そうとしない姿を
目にし続ければ、

夫の方は、だんだんと疲れていき、
やる気をなくしていくでしょう。

 

あなたにとっては、
そもそも悪いのは夫なのだから
夫が努力するのは当然だし、
夫が苦しむのは当然の報いだと
思えるかもしれません。

 

でも、それで夫の気持ちが切れて、
あなたとの関係も終わりになってしまっては、
関係を修復するという
あなたの望みも絶たれてしまいますよね。

 

それでは本当にもったいないと思うのです。

 

不倫・浮気からのやり直しは、
「どっちが正しい」のか、
「どっちが悪い」のかに
こだわっていてはうまくいきません。

 

夫婦を続けていけるのかどうかは、
どっちが「良いか・悪いか」
「正しいか・間違っているか」ではなく、

夫婦としてやっていく気が
「あるか・ないか」、
ただそれだけです。

 

だから、必要なことは、
相手が疲れて夫婦として
やっていく気を失ってしまう前に、
やり直しを妨げてしまう
この要因を解消していくこと。

 

そして、
そのために何が必要かと言うと、
それは、ズバリ「吐き出し」ですね。

 

これまでに溜め込んできた
つらい思いをしっかりと吐き出して、
誰かに受け止めてもらうこと。

自分の中に溜まってしまった、
グツグツしたものや
ドロドロしたものを、
外に出す必要があるということです。

 

で、そうなると、
その「吐き出し」の相手を、
不倫・浮気をした当の本人である
夫に求めてしまうというのが
よくあるパターンなのですが・・・。

 

私は、夫を
「吐き出し」の相手にすることは、
おすすめしません。

おすすめしないというよりも、
やり直しを進めるにあたっては
NGだと思っています。

 

次回は、
その理由についてお伝えしたいと思います!

 

 

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