私の花粉症が劇的に軽くなったワケ

私のこと・私の体験から
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おとといの情報番組で、
来シーズンの花粉の飛散量は
東京で昨シーズンの2倍
といったような情報を目にしました
(支度をしながら見ていたので、
 あまり正確ではないかもしれませんが…)。

 

花粉症といえば、
私も20歳になる前に発症して以来、
長~いお付き合いとなっています。


発症した当初の頃は、
そんなにひどい症状でも
なかったのですが、

年々症状が重くなり、
20代半ばから30代全般の花粉の季節は
かなりつらいものがありました。

 

私の場合、
くしゃみが一番つらい症状だったのですが、
よく、

「くしゃみのせいで鼻水が出て、
 その鼻水をかんだ刺激でくしゃみが出て、
 そのくしゃみのせいで鼻水が出て、
 その鼻水をかんだ刺激でくしゃみが出て……」

という涙の無限ループにはまっていました。

 

しかも、
期間もめちゃめちゃ長くて、
1月の後半に症状が出始めてから、
2月3月で本格化した後は、

スギやヒノキの花粉が飛び終わっても
梅雨が明けるまでは症状がおさまらず、

1年の半分くらいは、
もはや花粉症なのかどうかも分からない鼻炎と
付き合い続けるという状態が
ずっと続いていました。

 

ツラかった私の花粉症生活に突然訪れた転機

ところが、
2年ほど前のことですが、
そんな私のつらい花粉症生活に
「症状の劇的な改善」という、
思いがけない転機がやってきました。


そして、
その転機が何によって
もたらされたかと言いますと、
それは「噛み合わせ」の治療でした。

 

ちょうど2年ほど前のことですが、
市から40歳の歯周病検診の通知が来たので、

最寄りの駅の近くにある
歯医者さんに検診を受けに行ったのです。

 

そこで私の歯を診てくださった先生が
おっしゃるには、

「歯周病も大事だけど、
 それよりももっと気になるのは、
 噛み合わせが深すぎること。」

ということでした。

 

その当時の私の歯は、
奥歯で噛み合わせると、

前歯については
下の歯が上の歯に完全に隠れてしまって、
下の歯が正面からは
見えない状態になっていました。

 

お見苦しいのは承知の上ですが、
あえて分かりやすいように、
当時の前歯の様子を
アップするとこんな感じですね。

当時の自分にとっては、
これが普通でしたので、

鏡を見ても何の疑問も違和感も
感じたことはなかったのですが、

これは、
下のアゴ自体が
かなり後ろに下がってしまっている状態
ということでした。

 

食いしばりもひどいので、
このままだと肩こりや頭痛もひどくなるし、

将来的には割れてくる歯も
あるだろうということでした。

 

そういえば、
10年ほど前までは
歯ぎしりもよくしていましたし、

きちんとした診断を
受けたことはありませんでしたが
顎関節症を自覚してもいました。

 

アゴがカックンカックンする
顎関節症も治せるものなら治したい
とずっと思っていたこともあり、

そのお医者さんの勧める方法で、
噛み合わせの治療を始めることになりました。

 

主に夜の間に
マウスピースを装着することで
(私はできる限り昼間も装着していましたが)、

下アゴを正常な位置である前の方に戻し、
食いしばりもできないようにする
というのが治療の中身でした。

 

で、そのマウスピースを
装着するようになってから1、2か月経つ頃に
花粉症シーズンが到来したのですが、

不思議なことに、
いつもの年だったら始まっていても
おかしくない症状が、
なかなか始まらなかったのです。

 

最初は、
花粉症の症状が
始まらないのがどうしてなのか、
その理由が全然分かりませんでした。

 

「なんでだろう?なんでだろう?
 最近変えたことや始めたことって
 何かあったかな???」

 

と、考えていたときに、
ハッと気づいたのが少し前に始めた
「噛み合わせ」の治療でした。


習慣的にも、
変えたことや始めたことと言えば、
それしかなかったですしね。

 

そこで、

「噛み合わせと花粉症って
 何か関係があるのかな?」

と、ネットで調べてみたところ
ヒットしたのが「自律神経」でした。

 

症状悪化の原因は自律神経の乱れ?!

私がネットで調べた情報によると、

「花粉症は自律神経の乱れで悪化し」

「長時間、上下の歯が触れ合う
 ” 噛んだ ” 状態でいることは、
 自律神経を乱す原因になる」

らしいのです。

 

どうも、上の歯と下の歯は
通常は離れているのが正常なようで、

食事でもしているのでもない限り、
上の歯と下の歯がくっついている
というのは、
避けるべき状態なのだそうです。

 

上の歯と下の歯が
長時間くっついて噛んだ状態でいることは
交感神経優位をもたらし、

すると、
優位になり過剰に働いてしまっている
交感神経を追って、

副交感神経も過剰になり……
という追いかけっこで、
自律神経は乱れていってしまうようです。

 

で、私の場合は
噛み合わせの治療で
マウスピースをすることによって、

それまではいつでも
ギュッと噛んでくっついていた
上下の歯が離れることになり、

自律神経を乱すスイッチが
押されなくなったことで
自律神経の乱れが治まり、

それで花粉症の症状が劇的によくなった、
と、そういうことかな・・・

と自分で勝手に納得しています。

 

劇的によくなったとは言っても
完全に治ったわけではないので、

ちょっとは症状が出るのですが、
それまでのようにお医者さんに通って
薬を飲んでもツラい
ということはなくなり、

2016年、2017年の両シーズンとも
花粉症のお医者さんには
一度も行かずに
乗り切ることができました。

 

それまでに何回か抗体検査を
受けたこともあったのですが、

値は出るものの、
いつも数値が低かったので、

「なんでこんなに数値が低いのに、
 症状がひどいんだろう・・・?」

と長年にわたり疑問だったのですが、

「本来はそんなにひどい花粉症では
 なかったけれども、
 自律神経の乱れが原因で
 症状が悪化していた」

ということだったのね・・・と、
そのナゾも一気に解けました。

 

あと、
花粉症の症状改善と共に
改善されたのが、
食事後のお腹の張りです。

 

子どもを産んでからのことですが、
いつの頃からか、

特に夕食後が多かったですが、
食事後にすごくお腹が張るように
なってたんですね。


着ているものとの関係では、
お腹が締め付けられて
すごく痛くなることもあり
困っていたのですが、

お医者さんからは
「過敏性腸症候群」
だと言われていました。

 

その症状も、
マウスピースを装着するようになってから
劇的に改善されました。


このお腹の張りは、
食事後に腸がうまく働かないことが
原因のようなのですが、

なぜうまく働かないかというと、
その大本の原因はやっぱり
自律神経の乱れにあるようです。

 

ちなみに、
花粉症は副交感神経が
過多のときに悪化し、

お腹の張りは
交感神経が過多のときの症状
のようです。


私の場合は、
交感神経と副交感神経が
追いかけっこをして

「両方とも過多」という
自律神経の乱れだったのだと、
これまた自分で勝手に納得しています。

 

大切なのは、根本に働きかけること

花粉症もお腹の張りも、
両方ともすごく困ってはいたものの、

お医者さんに行っても
対症療法をしていくしかない
とのことで、

一生おつきあいをして
いかなきゃならないのかな・・・
と思って半ば諦めていました。

 

ところが、
「噛み合わせ」の治療という
全く意図しなかったことにより、

思いがけずにそのツラさから
解放されることになりました。
(完全に解放されたわけではないですけどね)

 

きっと花粉症の方の中には、
私のように自律神経の乱れによって
本来の症状よりもひどい症状で
苦しんでいる方も
多いんじゃないかと思います。

 

もし、
私と同じように
噛み合わせが深かったり、

普段から食いしばりのクセが
ある方などは、

意識して上下の歯を離して
アゴを緊張させないようにするだけでも、
花粉症は軽くなるかもしれません。

 

夫婦関係にもあてはまることですが、
目に見えて困っている症状の
それぞれについて対症療法的に
何とかしようとするよりも、
もっと深くにある
根本の要因にアプローチすることの方が
よっぽど大事
ってことですね!

 

ちなみに、
治療開始1年半後の私の前歯はこちら。

比べやすいように、
治療開始時の前歯を再度アップしますと……

ね、一目瞭然でしょ?

マウスピースだけの矯正なしで、
ここまで改善するのは珍しい
とお医者さんには言われましたが、

今では、
下の歯がちゃんと見えるように
なりました(*^^)v

 

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