軽い気持ちで不倫・浮気を始める前に観てもらいたい映画

この間、『悪の法則』という
リドリー・スコット監督の
2013年の映画を家で観ました。


タイトルに書いたように、
軽い気持ちで不倫や浮気を始める前に
ぜひとも観るべき映画だと感じました。


といっても、
この映画は不倫や浮気の話ではありません。
もっともっともっと怖い世界のお話です。


実際、この映画を観終わった後に
思わず漏れた感想は
「ぉ、ぉ、ぉ恐ろしい・・」の一言。


それほど怖い映画なのですが、
でも面白かった。

もともとはテレビ東京の
「午後のロードショー」で
録画しておいたものを観たのですが、
ノーカット版が見たくなって、
すぐにレンタル屋さんに
借りに行ってしまうほど、
面白いというか、
惹きつけられる映画でした。


ごくごく簡単に
メインのストーリーを言ってしまうと、
やり手の弁護士さんが
出来心から1回かぎりのつもりで
麻薬ビジネスに手を出したことで、
幸せの絶頂から死ぬよりつらい
生き地獄に落とされていく・・
という悲惨なお話です。


「麻薬ビジネスに手を出して
 転落していく話のどこが
 不倫や浮気につながるの?」
という疑問を持たれるかもしれませんが、
「麻薬ビジネス」と「不倫・浮気」には
「本来、手を出すべきではないこと」
という共通点があるんですよね。


「本来、手を出すべきではないこと」
という共通点を支点にして、
「麻薬ビジネス」と「不倫・浮気」を
ダブらせて観ていくと、
いろいろ見えてきて面白いですよ~。


ぜひ、その視点を持って、
以下を読んでいってくださいね。


主人公の弁護士役には、
マイケル・ファスベンダー。

その恋人役のローラにペネロペ・クルス。


主人公の弁護士を
麻薬ビジネスに誘う友人の実業家、
ライナーにハビエル・バルデム。

その恋人で得体のしれない女、
マルキナにキャメロン・ディアス。


弁護士が麻薬ビジネスに
足を踏み入れるにあたって、
ライナーが話を通した麻薬の仲買人、
ウェストリーにブラッド・ピット。


この豪華5人がメインキャストですね。


で、面白いことに、
主人公の弁護士さんは、呼ばれるときは
「なぁ、弁護士さん」みたいな感じで、
名前では呼ばれないので、
何という名前なのかは不明なんですよ。


ちなみにこの映画の原題は
「THE COUNSELOR」なのですが、
この「カウンセラー」というのは、
日本で使われる一般的な意味の
カウンセラーではなく、
法廷弁護士を意味するようです。


なので、劇中では
「ヘイ カウンセラー」=
「なぁ、弁護士さんよぉ」
みたいな感じで呼ばれてたりします。


5人のメインキャストのうち、
マルキナ以外の4人は
中盤から一気に運命を狂わされていきます。


「運命を狂わされ」と書きましたが、
狂わされたならそれは誰になのか、
それとも自分で狂わしたのか。

偶然が理不尽を呼び込んだのか、
それとも自分で理不尽に飛び込んだのか。

考えていくと、いろいろと尽きなくて、
それも面白いです。


ですが、ここでは
記事のタイトルに書いたように、
「この映画を不倫や浮気への
 教訓や戒めとして見るなら・・」
という視点に絞って
書いていきたいと思います。


ここから先は
細かいネタバレなどもありますので、
内容を知りたくない方は
ご注意くださいね。


先にこの弁護士さんの身の上に
何が起こったのかを書いちゃった方が
分かりやすいと思うので、
それをざっと書いてしまいますね。


ローラという美しい恋人を持つ
イケメンのやり手弁護士は、
男としての自信にもあふれ、
自分がデキる男であることを
自認しています。


弁護士は、友人である
実業家のライナーからの誘いを受け、
1回限りのつもりで
麻薬ビジネスに手を出すことを決めます。

ローラへのプロポーズのために、
最高クラスのダイヤを買ったことも、
麻薬ビジネスに手を出す
理由のひとつになっていたのでしょう。

ちなみに、2年前にもライナーに
同じことを誘われたようですが、
そのときにはキッパリと断ったようです。


弁護士は、殺人事件で
公選弁護を担当した受刑中の女から、
息子がバイクのスピード違反で捕まり
勾留されているので釈放させてほしいと頼まれ、
太っ腹なことに400ドルの罰金を
負担してあげた上で釈放に協力します。


ところが、
弁護士が釈放に協力したその息子は、
麻薬カルテルに雇われていた運び屋で、
釈放後にバイクで
ブツを運ぶ輸送車を動かす部品を
運んでいる最中に、マルキナの手下に
ワイヤーで首をはねられて殺され、
輸送車もマルキナの手下に奪われてしまいます。


雇っていた運び屋の首なし死体が発見され、
輸送車ごとブツを奪われた組織は、
運び屋を釈放させた弁護士が
ブツの強奪に1枚かんでいることを疑い、
今回の取引に弁護士を招きいれたライナーも、
仲買人のウェストリーも
グルであるとみなします。


ブツを強奪したのは
ライナーから情報を盗んで
独自に動いていたマルキナであり、
弁護士にとっては
運び屋の母親の弁護を
偶然にも担当していたという以外には
ブツの強奪には何の関わりもありませんでしたが、
組織にとってはそんな事情はどうでもよく、
2000万ドルのブツが消えたという一事をもって、
3人に問答無用の
容赦ない追い込みをかけてきます。


ブツを乗せた輸送車は
後に組織が取り返すことになるのですが、
それでも3人は追われ、
ライナーは生け捕りにされそうになったところで
誤って頭を撃たれ殺されることに。


組織のことも自分のこともやるべきことも
十分に分かっていたウェストリーは、
組織の手からは逃げ切ります。


そして弁護士の方は、最悪なことに
弁護士本人よりも価値あるものとして
恋人のローラが組織にさらわれることに。

組織にさらわれたローラは、
殺人ビデオの被写体として首を斬られて殺され、
その首のない遺体は
無残にも無造作にゴミ集積場に捨てられます。


さらにダメ押しとして、
身を隠している弁護士のもとに
「やぁ!」と書かれた
ローラの殺人ビデオ(DVD)が届けられ、
そこに何が映っているのかを悟った弁護士が
慟哭するというラスト。


こうやって、
弁護士の身の上に起きたことを書くと、
本当に悪趣味の極みと言っていいほど、
最低最悪に悲惨な結末ですね・・。


で、既にだいぶ長くなってますが、
ここからが本題(笑)


この最低最悪に
悲惨な結末を迎える弁護士さんの話の何が、
不倫や浮気の教訓や戒めに
なるのかってことですが・・。


一夫一婦制の日本では、
もちろん不倫や浮気はよくないこと
というのが大前提ではあります。


大前提ではあるんですが、
それでもあえて誤解を恐れずに言ってしまうと、
私は、不倫や浮気って、
してもいい人(もちろんしない方がいいですが)
とダメな人がいると思ってまして・・。


“してもいい人” は
周りへの被害や影響を出さずにいられる、
もしくは
それらを最小限に抑えられる人ですかね。


「不倫や浮気に及んだ時点で
 既に被害や影響は出ているのだ!」
とお怒りになられる方も多いかもしれませんし、
もちろんその通りだとも思うのですが、

でも・・、
実際にそれを知ることがなければ
(少なくともそれを知ることが
 なかった人に対しては)
実害や影響は出ないわけですよね・・。


で、劇中での言動を見る限り、
主人公の弁護士さんは
“不倫や浮気をしてはダメな人”
なんですよね。


これは、ブラッド・ピット演じる
ウェストリーの言動と対比すると、
よく見えてくるような気がします。


麻薬の仲買人であるウェストリーは、
ライナーから話を通されて
詳しい話を聞きにきた弁護士さんに、

「やるなら根性を据えろ。
 アドバイスといえば・・、
 ミッキー・ロークが
 映画で言ってたセリフを思い出した。
 『オレはすすめないよ、弁護士さん。やめとけ』
 あぁ、ぴったりだ。」

と、この取引から
手を引いた方がいいと忠告します。


でも、この弁護士さんは
イケてる自分に自信があるからか、
ウェストリーからの忠告に限らず、
あらゆる警告やサインを
表面上は受け入れているように見せながらも、
真剣に受け止めることなく
余裕の態度で受け流してしまうんですよね。


「去年フアレスで何人殺されたと思う?」
「さぁね、大勢?」
「あぁ、3000人は大勢だ。
 フアレスのディーラーは人種が違う。
 敵の肝臓を取り出して犬に食わせるヤツらだ」

「なぁ、弁護士さん。キリストはなぜ
 メキシコ生まれじゃないと思う?」
「さぁ、どうして?」
「賢者と処女がいないから。
 もうひとつ言っておく。
 人の首を斬ったりバラすことなんか
 ヤツらは日常的にやってる。力を示すためだ。
 別に恨みや怒りで人を殺すわけじゃない。」

「ヤツらが本気で殺したいのは
 どんな人間だと思う?」
「さぁ、どんなヤツだ?」
「あんただよ、弁護士さん。
 あんたみたいなヤツだ」


このように、
ウェストリーは冗談を交えながらも、
これから取引をする相手が、
これまで弁護士さんが
相手にしてきたのとは
全く違う世界の人間だということを
繰り返し伝えます。


こっちの世界の理屈や常識が
全く通用しない世界。

力を示すために
人の首を斬ったりバラすことを
日常的にやっているのが、
これから取引をする相手。


メキシコの麻薬カルテルを
甘くみている弁護士さんに、
ウェストリーは再三警告を発しますが、
弁護士さんは意に介しません。


というか、
メキシコの麻薬カルテルの恐ろしさ自体は
頭では理解しているのでしょうが、
“賢くてイケててデキる男”という
自分への過信からか、
自分の身に何か悪いことが起きる可能性を
真剣に考えられないんですよね。


一方、ウェストリーは、
普段から徹底したリスク管理を行っており、
クラブの用心棒とケンカになっただけでも
人を雇って
その相手を“片付けさせる”ほどの徹底ぶり。


曰く、
「オレはヤクの仲買人だ。
 すぐ足をすくわれる弱い立場だ。
 どんな小さなミスも
 つぶしておかないと厄介な目に遭う」


このウェストリーの言葉に、
弁護士さんは「しっかり覚えておくよ」と
それらしく応じるのですが、
本当にしっかりと覚えていたら、
勾留されていた運び屋の釈放に
安易に協力することはなかったでしょう。


弁護士さんはウェストリーが自分に対し
警告的であることを意外に感じ、
それをウェストリーに伝えると、
スコットランドでは
“警告”という言葉が
“人質”を意味するということで、
人質に話が及びます。


いざというときに自分の人質が
自分より重要な存在になっていたらどうするか?
という話をしているときに、
弁護士さんから「君ならどうする?」と
問われたウェストリーは、こう答えます。


「棄てて逃げる。一瞬で。金を持ってね。
 ぶっちゃけオレは何もかも棄てられる。
 パッと何も残さず。
 こう言っても信じないだろうが、
 人生に未練はない。修道院でも暮らせる。
 階段を掃除してツボを磨き花も育てる。」
「本気か?」
「あぁ」
「なぜそうしない?」
「理由はひとつ。女だ。」

「この商売はイヤってほど見てきた。
 クソばっかだ。全部クソ」


ウェストリーには何かに対する執着がなく、
守るべきものもありません。

そして、
自分の冷酷さやクソさ加減もよく分かっています。


唯一、女には執着がありそうですが、
きっとこの稼業にいる間は、
いざとなったら
一瞬で棄てられる程度の関係しか
持たないのでしょう。

余談ですが、
組織の手からは逃げ切るウェストリーが、
弱いと自認していた“女”で
最後にミスを犯してしまうのは
残念なことです。


このように、ウェストリーは
取引相手である組織のことも
自分のこともよく分かっており、
その取引に絡むリスクが現実化する危険性を
常に考えています。


一方、弁護士さんは、
組織のことを甘くみているフシがある上に、
自分のことを
“イケてて賢いデキる男”だと
過信しています。

そして、その自信過剰からか、
取引に潜むリスクについても、
リスクが現実化したときのことも
深く考えようとはしません。


この二人の違いは、
リスクの現実化が起こったときに、
さらに大きな違いとなって表れます。


運び屋が殺されて
ブツが輸送車ごと消えてしまうという
アクシデントが発生したときに、
麻薬カルテルを相手に
取引することのリスクが
一気に顕在化します。


スピード違反で勾留されていた
運び屋の釈放に協力したことがあだとなり、
弁護士さんのブツの強奪への関与が疑われ、
弁護士さんとライナー、
ウェストリーの3人は
組織から追われる身となります。


とはいえ、このアクシデントは
弁護士さんにとってもまさに
“寝耳に水”な出来事であったことから、
ウェストリーと
ホテルで落ち合った弁護士さんは、
ウェストリーにこう訴えます。


「バイカーの死もブツが消えたのも
 誰かのワナだ。僕は関係ない。
 巻き込まれてたまるか。」
「まぁ、バイカーと母親に
 どんなやりとりがあったか知らないが、
 こうなった以上、その主張はムダだ。」
「ヤツらは僕がブツをどうすると?」
「そんなことは気にしていない。
 俺ら全員がグルだと思ってる。
 よく考えてみろよ。
 2000万ドルのブツが消えたんだ。
 ヤツらは容赦しない。」
「ブツを奪ったのは僕らだと?
 ライナーも含めて?」
「どう思う?あんた賢いんだろう?」


弁護士さんは
これまで生きてきた世界の理屈や常識から、
組織を敵に回して
ブツを強奪するメリットなど
自分たちには何一つないのだから、
合理的に考えれば
「自分たちがそんなことをするはずがない」
ということは組織にだって
分かるだろうと考えています。


ところが、今、相手にしなければならないのは、
こちらの理屈や常識が一切通用しない相手。


「覚えとけ、弁護士さん。
 あの連中にもできないことはあるさなんて
 甘い期待を抱いてるかもしれないが、
 そんなものはない。
 どうすべきかアドバイスはできない。
 ここまできたら打つ手はないと思え。」


事実の確認、事情の説明などを考えても、
そんなものは一切ムダ。

できることは
逃げて身を隠すことのみであることを
ウェストリーは弁護士さんに告げます。


でも、
自分には身に覚えのないアクシデントによって、
自分が組織から追われる身になってしまうという
理不尽な状況に
弁護士さんは理解が追いつきません。


一方で、ウェストリーはどうかと言いますと・・


弁護士さん以上に
とばっちり感が強い状況なのにもかかわらず、

「いつかこんな日がくると思ってた。
 後悔なんてしてない。
 そんな甘い世界じゃない。
 やめる潮時を逃したのは俺だ」と、

この緊急事態を
自分の責任として淡々と受け止めます。


そして、自分のせいじゃないのに・・と
この事態を
受け入れることのできない弁護士さんに

「ムシがよすぎるぞ。
 裏社会に足をつっこんでおいて
 “自分は関係ありません”てのは。
 あんた一人の終わりじゃない。
 最後はみんな道連れだ。」

と言い残し、その場を去ります。


そして、
自分がすべきこと(とっとと逃げる)を
実行し、見事、組織の手からは逃げ切ります。


つまり、ウェストリーは、
相手のことも自分のこともよく分かった上で、
常に最悪の事態を想定してリスク管理をしつつ、
そのリスクが現実化した場合の対処についても
常日頃から考えていたのでしょう。

取引に自ら関わっている以上、
何が起きても
自分の責任として対処する覚悟を持ち、
それを実行できる(身軽な)状況を
作っていたということです。


不倫や浮気の場合には、
本人にとっとと逃げられては困りますが、
それでもウェストリーのようなスタンスで
臨んでもらうのであれば、
周りへの被害や影響は
最小限に抑えられるのではないかな・・と
思うんですよね。

といっても、
ウェストリーは“いい人”や
“愛すべき人”ではないと思いますけどね。


一方で、
弁護士さんは相手のことも甘く見てるし、
自分のことも過信しています。

悪いことが起きることを想定していないので、
リスクが現実化したときのことなんて
そもそも考えられない。

ゆえにリスク管理も甘い。

そして、いざリスクが現実化すると、
事態を受け止められず、
何がどうなるのか、
何をどうしたらいいのかも分からず
うろたえるばかり。


これを不倫や浮気に置き換えると・・

「自分の家族のことや
 不倫・浮気相手のことを甘くみる一方で、
 自分のことはイケてると過信して
 調子に乗って、不倫・浮気を始めてしまう。

 発覚するなんて考えていないので、
 発覚したらどうなるのかなんてコトは
 そもそも考えられない。

 ゆえにリスク管理も甘く、
 相手を妊娠させてしまうことすらあり。

 そしていざ発覚すると、
 発生してしまった被害や影響の大きさに
 『こんなはずじゃなかった』と
 事態を受け止められず、
 結局は無責任だったり
 不誠実な対応をとってしまう。」

って、感じになるでしょうか。


で、こういうタイプの人って、
発覚したり相手が妊娠したりといった
危機的な状況に陥ると、
よく考えずにできもしないのに
とりあえずカッコいいことを
言っちゃったりします。


劇中でも、そういうシーンがあります。


ウェストリーから
「殺人ビデオ(スナッフフィルム)」のことを
聞かされた弁護士さんは、
恋人のローラの身に
危険が迫っているかもしれないことに
気づきます。


そこで、ローラに電話をかけるのですが、
事情をきちんと説明しないので
事態がつかめず不安がるローラに
「僕が解決する。心配しないで。」
と言ってしまいます。


そして、
ローラに「会いたい」とせがまれて、
翌日にアイダホのボイジーで
落ち合うことを約束するのですが、
ローラはアイダホに行くために向かった
空港の駐車場で
組織の手に捕まってしまうのです。


もしこれがウェストリーであったなら、
電話をかけた時点で、
ローラにことの次第を洗いざらい話し、
いかに今が危険な状態かを伝えて

「悪いが会える状況じゃない。
 もうオレにはあんたを守ることはできないから、
 命が惜しかったら、一刻も早く、
 連中の手が及ばない遠くに自力で逃げてくれ。」

と言ったと思うんですよね。


ローラも自立した大人ですし、
お金も持っていそうな暮らしぶりです。

自分の身に危険が迫っていて、
頼りに思っていた弁護士さんはあてにできず、
一緒にいるほうが危険かもしれないと分かれば、
ひとりで逃げる気になったかもしれません。

たとえ逃走資金がなかったとしても、
弁護士さんからもらった
最高級のダイヤを持っているのですから、
それを資金にしてでも
すぐに逃げていれば
ウェストリーのように
組織の手からは逃れられたかもしれません。


できもしないのに
「僕が解決する。心配しないで」
なんて言われて、結果ローラは
とんでもない目に遭ってしまったわけですが、
弁護士さんがカッコつけずに
自分のクソ野郎ぶりを
さらけ出してくれていたら
最悪の状況は避けられたのではないか・・。

そんな気がしてなりません。

ローラの前では
イケてる紳士でいたかった弁護士さんには
無理だったかもしれませんが・・。


結局、こういう緊急事態に
うまく対処して
被害や影響を最小限にするためには、
普段からのリスク管理や
危機管理の意識が
必要ってことなんでしょうね。


リスクが現実化したら、
どれほど危険なことが起きるのか?


失いたくないものや
守るべきものがなく
身軽なウェストリーにとっては、
その危険は現実化しても
自分で引き受けられる範囲内のものでした。


一方、最愛のローラや仕事といった
失いたくないものや守るべきものを
持っていた弁護士さんにとっては、
その危険は現実化したら、
到底自分で引き受けられる範囲内のものでは
ありませんでした。


だから、やめときゃよかったんですよ。
自分で引き受けられる範囲を
超えたリスクが潜む
このビジネスに手を出したところで
すでに地獄の一丁目。


不倫や浮気では、
さすがに麻薬カルテルに追われるほどの
地獄を見ることはないでしょうが、
でも・・、分かりません。

不倫や浮気には、
大事な人やものを失ったり、
家族が精神的な病を発症してしまったり、
築いてきたものが崩れてしまったり、
未来の扉が閉ざされたり、
刑事事件に発展したりといった、
さまざまなリスクが潜んでいます。


このリスクが現実化したとき、
それを引き受けることができるのか?

できないのであれば、
安易に足を踏み入れたそこは
地獄の一丁目かもしれません。


もし、自分が
ウェストリーのようなタイプではなく、
弁護士さんのようなタイプに
近いと思われるのであれば、
不倫や浮気には
手を出さないでおくのが無難です。


劇中には、
不倫や浮気の話は一切出てきませんが、
「本来、手を出すべきではないこと」という
「麻薬ビジネス」と「不倫・浮気」には
相通じるものがある
という視点を持って観てみると、
麻薬ビジネスという
どこか遠い世界の話としてではなく、
その結末の恐ろしさも
より身に迫って感じられて
一層面白く観れることと思います。


軽い気持ちで不倫や浮気を始める前に
ぜひ観てみてみることをお勧めします^^





結婚生活がラクになる秘訣