上に載せた写真、私です。
この写真、
かなり気に入っています(笑)
で、この写真を
誰に撮ってもらったかというと、
兄に撮ってもらいました。
私の兄は、
別にカメラマンではありません。
カメラマンではありませんが、
私の「あーしてほしい、こーしてほしい」
という要望に辛抱強く付き合ってくれて、
いい写真を撮ってくれそうなのは
兄だったので、
兄に依頼しました。
兄に写真を撮ってほしい
とお願いしたとき、
兄は
「旦那さんに撮ってもらった方が
いいんじゃないの?」
と言ってくれました。
兄からすれば、
私の一番の理解者である夫に
撮ってもらった方が
いい写真が撮れるんじゃないかと考えて、
そのように言ってくれたワケです。
確かに・・・。
「妻の一番の理解者である夫が、
妻の一番いい一枚を撮る」
っていうのは、美しくはありますよね。
でも、
夫が私の理解者であるように、
私も夫の理解者なので、
兄からの提案には、
「あ、い~の、い~の。
お兄ちゃんに撮ってもらう方が
断然いいと思うから。」
と速攻で答えました。
夫に撮影を依頼したら、
多分10枚くらい撮ったところで、
撮影終了になるでしょうからね・・・。
実は、この写真、
1500枚くらい撮ったうちの、
1枚なんです ^ ^ ;
ほとんど連写モードで撮ってもらったので、
1回のシャッターで
多分10枚は撮れているんですが、
それでも1500枚です。
兄の苦労がしのばれますね・・・。
まず、試し撮りの1枚に
朝青龍のような顔で写っている自分を見て、
「もっとかわいく撮ってほしい」
に始まり
(朝青龍に失礼ですね。
朝青龍さん、ごめんなんさい。)、
1回シャッターを切るごとに、
画像チェックをして、
あ~だこ~だと無理難題を
ふっかけつつ、
撮影は進みました。
そうこうして、
兄も私も試行錯誤するうち、
1000枚を超えたあたりから、
「お、これならい~んじゃないの?」
と思える写真が現れ始めました。
私は、昔っから写真写りが悪くて
(自分が気に入らないってだけで、
真実が写っているだけなんでしょうが・・・)、
特に、
なぜかシャッターが切られる瞬間に
目をつぶってしまうことが
異様に多いんですね。
なので、1500枚の中でも、
3分の1くらいは
目をつぶったお地蔵様のような写真。
それに、
ちょっとニコっとしたくらいでは、
全然ダメで、
相当ニ~ッコリしないと
目指している表情では
撮れないんですよね。
そんなこんなで、
私はもとより、
撮影者の兄も気に入る写真が
撮れるまでには、
1500枚くらいの
試行錯誤が必要だったワケです。
もう本当に兄には感謝しかありません。
そして、
ここが大事なポイントだと思うのですが、
このお気に入りの1枚は、
兄に撮影を依頼したからこそ
撮れたと思うんですよね。
もし、これが夫だったら、
1500枚なんて、
とても付き合っちゃくれません (-ω-)/
さっきも書きましたが、
10枚程度で撮影会は
お開きでだったでしょうね。
何を言いたいかといいますと、
理想ではなくて現実を見て、
物事を進めるのはすごく大切なことで、
それが目的の成否をも
左右することがあるんじゃないか
ということですね。
(写真ごときでちょっと大袈裟ですが ^ ^ ;)
私がお受けしたご相談の中には、
自分の望んでいることを
してくれない夫に対して、
「夫が私のことを
本当に愛しているのならば、
〇〇できるはず。
だから、それをしてくれない夫は
私を愛してはいないんだ。」
といった、
怒りや悲しみを含んだものがありました。
もちろん、
ご相談者様がそのように
感じてしまうお気持ちは分かります・・・。
分かりますが、
その望みが、
現実のダンナさんに照らして、
ものすごくハードルの
高いことだったりすると・・・。
当然、実現は難しいですし、
その
「本当に愛しているなら」とか
「夫婦なのだから」
という思い自体が
自分のことも相手のことも
追い詰めてしまう
ことになるんですよね。
極端な話、
その思い込みのせいで、
要望に応えられない夫も、
愛されていないと思い込む妻も、
双方でストレスまみれに
なっちゃうワケです。
私の写真を例にして言えば、
「私のことを愛してくれているなら、
私が気に入る写真を撮れるまで
1500枚でも何枚でも撮影に
付き合ってくれるはず!
それができないなんて、
私を愛してないからだ!」と、
夫を責めるようなものですね・・・。
私の夫は私を愛してくれていると思いますが、
現実として、
1500枚もの撮影に
つきあってくれるような性格ではありません。
(ていうか、1500枚もの
撮影につきあってくれる人の方が
珍しいか・・・)
もし私が本気で
「本当に私を愛しているなら・・・」
みたいなことを思っていたとしたら、
それをしてくれない夫に対して
怒りや悲しみを覚えて
大きなストレスを感じるでしょうし、
夫も現実を無視した
一方的な思い込みをぶつけられて、
しかも自分がひどい人のように責められて
大きなストレスを感じるでしょう。
もし、
こんな状態に陥ってしまったら、
解決策はひとつ。
現実を無視した思い込みを手放すこと。
相手の性格や
今の状況なども考慮した上で、
適切な期待を抱くことです。
とはいえ、こういう状態に
陥ってしまっているときには、
自分の抱いている思いや願望が
「現実からかけ離れた思い込み」
かもしれないことにも
気づけないんじゃないかな・・・
と思います。
なので、
自分の望むことが
相手に叶えてもらえなくて
ストレスがひどい
という場合には、
誰かに話を聞いてみてもらって、
客観的にどう思うかを
聞いてみるのが有効かもしれません。
ただ、ひとつ言えるのは、
「本当に〇〇なら△△してくれるはず」
といったフレーズは、
かなりの確率で
一方的な思い込みであることが
多いように感じます。
もし、
このフレーズでストレスを
溜め込んでいるようでしたら、
ちょっと立ち止まって、
自分の願望が現実と
かけ離れていないか
振り返ってみてくださいね。