「〇〇すれば戻ってくる!」そんな魔法を探してませんか?


私は、こちらのHPを開設するまでは、
このHPよりも前に開設した
『離婚・夫婦問題フェリーチェ相談室』で

「離婚・夫婦問題カウンセラー」や
「離婚・夫婦問題専門 
  カウンセラー行政書士」として、

ご相談をお受けしてきました。

 

最初にカウンセラーと名乗るに当たっては、
離婚カウンセラー養成スクールに通い、
「離婚カウンセラー」という資格を
まず取得しました。

 

その上で、
「離婚・夫婦問題カウンセラー」として、
離婚や夫婦にまつわるご相談を
お受けするようになったわけです。

 

「離婚したい」
「離婚したくない」
「修復したい」etc……と、

これまでお受けしてきた
ご相談やお悩みの内容はさまざまです。



そんなさまざまなご相談の中には、
たまにですが、

「この方は私のことを魔法使いか何か
 だと思ってるのかな・・・?」

と感じるものもあります。

 

特にそれを感じる傾向にあるのは、
相手が離婚を望んで家を出ていってしまった
というケースでしょうか・・・。

 

『相手が出て行ってしまったけれども、
 なんて言ったら戻ってきてくれるのか?』

『何をどうすれば、
 相手は戻ってきてくれるのか?』

 

「相手が絶対戻ってくる魔法の呪文」や
「こんなときの絶対解はコレ!」
みたいなものがあればいいんですけどね・・・。

 

ご相談される方からすれば、
「離婚カウンセラー」というのは、

そういうコトを知っている人
という認識なのかもしれませんが、

残念ながら私は
そんな魔法使いのような
カウンセラーではないので、

そういった手っ取り早く使える
呪文や絶対解などは持ち合わせていません。

 

もちろん、ご相談をされる方の

「今の状況を何とか変える術を知りたい」
「何をどう働きかければ
 うまくいくのか教えてほしい」

という切羽詰まった気持ちはよく分かります。


ですから、私も、
できることなら今のつらくて困った状況を
変えるお手伝いをしたい
という思いでお話をうかがいます。

 

でもね・・・

「あなたとはもう夫婦をやめたい」
と出ていった人に対して、

「あなた」という人を変えずに、
表面上の言葉や行動だけを
取り繕った働きかけをすることに、

どんな効果が
期待できるというのでしょうか・・・?

 

言葉や行動って、
その人の「あり方」から派生してくるものです。


「あり方」が変わらなければ、
いくら言葉や行動で取り繕ったとしても、
そんなものは相手にはバレバレで
簡単に見透かされてしまうのがオチです。

 

以前、
相手が離婚を望んで出て行ってしまって
相談に行くかどうか検討している
という方が、

お電話で口にされたのは、
こんなことでした。

 

「もし、出て行ってしまった相手が
 戻ってきてくれるような方法があるなら、
 相談に行きたい。

 私は、相手が私について
 イヤだと言っている部分は
 直していく自信がある。

 でも、相手が戻ってきてくれないと、
 私がそれを直したところを
 相手に見てもらうことができない。

 だから、
 どうしても相手に戻ってきてほしい。」

 

「……………。」

この時、私が感じたのは、
なんとも言えない息苦しさのようなもの。


この息苦しさは、
出て行ってしまった相手の方も
感じていたような気がしてなりません。

 

もちろん、
その方がそういった発言をする心持ちは
理解できるんですよ。

 

「あなたは、私のこういう言動が
 イヤなんだよね。
 それなら、私がそこを直せば、
 やり直せるってことだよね。

 それなら、私、頑張って
 私のイヤなところを直していくから。

 だから、あなたは、
 それを見るために戻ってきて!」

 

確かに、
戻ってきてくれないことには、
相手が嫌がっていた言動を直して
やり直せる状態に自分が変わったことを
相手に分かってもらえないですもんね・・・。

 

でも、多分・・・

本当は、
そういったことではないんですよね。

 

出ていってしまった相手の方は、
「私の何がイヤなのか?」
と問われたから具体的な言動を
挙げてくれたまでで、

「そこを直してくれたらやり直せる」とか
「そこを直してほしい」とか
思っているわけではなく、

本当は、例示した言動以前の、
その方の「あり方」のような、
もっと根本的なものが
イヤになってしまっているんですよね、
きっと。

 

ですから、
悲しいことではありますが、

こんな場合には、
表に出ている言動を
いくら取り繕って働きかけてみても、

相手が戻ってきてくれるはずはないのです。

 

じゃぁ、こんなときには、
どうしたらいいんでしょうね・・・。

 

こんなときには、
相手が指摘してくれた
自分の言動などを材料に、

「相手といるときの自分って
 どんなだったんだろう」

「自分って、相手からは
 どんな風に見えていたんだろう」

と、自分の「あり方」を振り返ってみる
ことしかないように思うのです。

 

そうすることで
「相手からの見え方」と
「自分の捉え方」の間には
ギャップが見つかるかもしれませんが、

それによって、
「相手と自分の関係性」を
見つめ直すこともできるでしょうし、

そうすることで自分の中に
今とは違う答えが出てくるかもしれません。

 

相手が出ていってしまった
というような場合には、

「相手に戻ってきてほしい」
という一心で、

相手に何をどう働きかけたらいいのか
ということしか
考えられないかもしれません。

 

でも、その前に、
自分の「あり方」と
「相手と自分の関係性」を

見つめてみることが必要なんじゃないかと、
現時点での私はそう思っています。

 

「こんなに切羽詰まっているのに、
 そんな悠長なこと、していられない!」
って思いますか?

 

確かにね。

それをしても
相手が戻ってくる保証はないですし、
早く何とかしないと
手遅れになってしまう気がしますからね。

 

でも、
本当に相手とやり直したいのだとしたら、

「自分のあり方」や
「相手と自分の関係性」を
振り返って見つめ直すことをせずに
済ますことはできないはずです。

 

「一刻でも早く何かいい方法を探したい!」
という思いの前には、

「自分のあり方」や
「相手と自分の関係性」なんて
吹っ飛んでしまうと思いますが、

「手っ取り早く効く何かいい方法」
を探しても、
きっと見つからないですよ。

 

だって、
そんな魔法みたいな方法は、
実際にはありはしないんですから。

 

     メニュー